2023.03.15 繊細で敏感なHSPとの付き合い方
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
「気を使い過ぎて疲れやすい」「少しの出来事で落ち込みやすい」このような症状はHSP(Highly Sensitive Person/ハイリー センシティブ パーソン)かもしれません。
HSPとは生まれつき感受性が強くとても敏感な気質を持った人たちの事です。その為に他の人より五感から受ける刺激が強く疲弊しやすいのが特徴となります。
今回はそんなHSPという個性について鍼灸師目線で解説してまいります。
目次
HSPの特徴
・物事を深く処理する
単純な事柄に対しても深く考え込んでから処理する為、情報を読み解く力が他の人より優れている反面、思考を巡らせ過ぎて疲れやすい。
・様々な刺激に対して過剰に反応する
環境の変化・楽しい事・つらい事など、その刺激が本人にとってポジティブな事かネガティブな事かに関係せず、あらゆる刺激に対して過剰に反応してしまう。
・共感能力が高い
相手の思考、感情を読み取る事に長け共感能力が高いが、他人の負の感情も自分の事のように感じる為、落ち込みやすい。
・五感が鋭い
五感が鋭く、音や光、臭いなのど刺激に対して敏感で、普通に生活していても他の人より多くの情報を取り入れる為か脳の疲労が強く、睡眠を多く取る傾向にある。
HSPとの上手な付き合い方
HSPとは生まれ持った個性なので治すようなものではありませんが、その性質上環境によっては悪い影響を受けてしまいストレスを溜め込む原因となってしまいます。
HSPの人は自分を守る為に、自分が嫌と思う状況から逃げる事が大切になります。「イライラしている人」「愚痴を言ってくる人」「関わりたくない人」この様な人と関わると負の影響を受けやすいHSPの人にとってはかなりの負担になりますので距離を置き、感情をフラットに出来る環境作りを心掛けましょう!!
HSPの人は環境によって悪影響を受けると言いましたが、逆に考えると良い環境作りさえ出来れば情報を深く読み取る能力や共感能力の高さを十分に発揮できるようになります。今一度、不要な人付き合いが無いか見直してみましょう。
疲れた心と身体にはり灸
性格上どうしても疲弊しやすいHSPの人たちは、筋緊張の高まりや、ストレスによる自律神経の乱れが予測されます。疲れた心と身体のメンテナンスにはり灸を是非お試し下さい!!
~はり灸のメリット~
・はりを打つ事により緊張した筋肉に対して血流を集める事ができるので、筋肉の緊張を緩和し、肩こりや頭痛といったHSPの人がなりやすい症状に対して改善が見込める。
・はり灸治療には副交感神経(リラックス状態にする神経)を高める働きがあり、ストレスにより高まった交感神経(緊張状態の神経)を抑制し自律神経のバランスをとってくれる。
・自分の心や身体の状態を把握し改善する事で、一時の悪い状態も行動次第で対策できる事が分かり、心に余裕ができる。
まとめ
HSPと聞くとデメリットに目が行きがちですが、その本質は熟考できる能力や、共感能力、五感の鋭さなどのメリットの反面に疲れやすさや、落ち込みやすさがあります。自分を取り巻く環境をコントロールする事で、余計なストレスを軽減しHSPと上手に付き合っていきましょう!!
2023.02.20 逆子と診断されたら?~逆子の灸のすすめ~
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
今回は逆子と診断された方や、妊娠・出産を予定している人の為に「逆子」について学んでいきましょう!!
目次
逆子ってどんな状態?
お腹の赤ちゃんが母体の縦軸に対して同じ縦軸と一致する場合を「縦位」と呼び、その中でも骨盤に向かい頭部が向いている状態を「頭位」、骨盤に向かい臀部、膝、足が向いている状態を「骨盤位」と呼びます。さらに赤ちゃんが母体の縦軸に対して横軸に向いている状態を「横位」と呼びます。
この「頭位」と呼ばれる状態が正常な赤ちゃんの位置になり、「骨盤位」と呼ばれる状態がいわゆる「逆子」になります。
なんで「逆子」になるの?
お腹の中の赤ちゃんは子宮の形態や、子宮の収縮、胎動などにより回転し、自然的に骨盤に向かい頭部が向くようになります。
子宮の形態異常や、赤ちゃんの発育が遅れたり、胎動が少ないなどの影響で赤ちゃんの自然回転や自己回転が妨げられると、骨盤位(逆子)のままになってしまう事があると言われています。
しかし骨盤位の詳細な原因は未だに解明されておらず、上記の要因だけとは言い切れません。
逆子の人って多いの?
逆子の頻度は妊娠中期で30~50%程度と言われており意外と多くの方が逆子になりますが、妊娠37週~42週の満期産(いつお産になってもいい時期)には3~5%程度と、ほとんど人が満期産までに頭位になると言われています。
お灸は何で逆子にいいの?
昔から逆子にはお灸がいいとされていますが、なぜなのでしょうか??
足の小指外方にある「至陰」というツボや、足の内くるぶしの上方にある「三陰交」というツボにお灸をしてあげることにより胎動が増加する事が分かっており、この胎動が促されることにより逆子から頭位へ戻りやすくなるのではないかと言われています。
さらに逆子から頭位へ戻った人は子宮動脈の血管抵抗指数(血液の流れにくさの数値)が低い事が分かっており、子宮の血流状態が逆子に対して重要である事が分かります。お灸による刺激は子宮動脈の血管抵抗指数を下げる事が分かっていて、これにより子宮筋の緊張も緩和され逆子から頭位へ戻りやすい子宮環境を作ってくれます。
当院での逆子施術の実績!!
当院では妊娠28週~36週の間に逆子と言われた方にお灸の施術を行った結果、5回以内に85%の方が改善しています。
マタニティケアで妊娠初期から来院される方に関しては、継続的に血流状態が良く、逆子と診断されてからも早期に対応できる為か、逆子の改善率も高いように思います。逆子のお灸は33週目までの施術が効果的とされておりますので、逆子と診断されたら早めにご連絡下さい!!
マタニティ・産後ケアのご案内
当院では妊活はもちろん妊娠されてからのケアも行っております。各週数に応じて体調面も変化してくると思いますのでチェックしてみて下さい!
妊娠初期:初期~12週まで
○妊娠維持・流産防止・つわり・眠気・不眠
つわり、流産率が最も高い時期です。体調管理も含めた週1回程度の通院をオススメしています。
妊娠中期:12週~32週
○切迫早産防止・体調管理・逆子・むくみ・不眠
妊娠初期よりも安定している時期です。4週に1回程度の通院で体調管理をしっかり行い切迫早産予防に努めます。
妊娠後期:32週~36週
○逆子・肩こり、腰痛・むくみ・妊娠中毒症・不眠
お腹も出てきて腰痛や身体のむくみが気になる時期です。2週または4週に1回の通院による体調管理がオススメです。
臨月:36週~40週
○安産力UP・出産準備・逆子・肩こり、腰痛・むくみ
体調に合わせて「安産のお灸」や「置き鍼」をセルフケアで行って頂き出産に備えます。
産後のメンテナンス
○産後の骨盤ケア・肩こり、腰痛・冷え症・疲労・腱鞘炎・産後うつ
産後は、育児で夜もゆっくり寝られず身体的にも精神的にも消耗してします時期です。なかなか外出も難しいとは思いますが、産後の身体のケアもおまかせ下さい。
2023.01.27 他人事じゃない「うつ病」の真実
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
今回は現代人に増えてきていると言われる「うつ病」について、鍼灸師の観点からご説明させて頂きます。
目次
うつ病ってなに?
うつ病とは気分障害のひとつで、やる気が起きない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神状態に加え、眠れない、食欲がない、集中力が低下する、頭痛・肩こりがとれない、などの身体的症状も現れてきます。
最近では精神症状よりも身体的症状が強くでるためにうつ病と認知されにくい「仮面うつ病」という言葉もできているほど、思っているより多くの人がうつ病の症状を抱えています。
なんで「うつ病」になるの?
うつ病の主な原因と言われているのが、脳内で神経同士の情報を伝達するための物質(神経伝達物質)であるセロトニンの不足により発症すると言われています。セロトニンは心を落ち着かせる作用があり、さらにドーパミンやノルアドレナリンなどの情動に関する神経伝達物質のコントロールをしてくれる作用もあります。なのでセロトニンが不足すると心の落ち着きや情動をコントロールできなくなり、攻撃性が高まったり、抑うつ状態に陥りやすくなります。
セロトニンはなぜ不足するの?
原因Ⅰ ストレス
セロトニンはストレスに大きく影響を受けます。これはストレス時に放出されるコルチゾールというホルモンがセロトニンを抑制する為と言われています。
さらにコルチゾールは増加し過ぎると脳機能を障害する事が確認されており、うつ病患者の多くは血中コルチゾール濃度が高い傾向にあることも分かっています。
原因Ⅱ 食事
セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。これは食事から摂取するしかなく、偏った食事をするとセロトニンの不足に繋がります。トリプトファンが多く含まれる食材は大豆製品、乳製品、穀類やピーナッツ、バナナなどが代表的な食材です。
原因Ⅲ 昼夜逆転の生活
セロトニンは日光を浴びる事で活性化されるので、昼夜逆転の生活は好ましくなく、さらにセロトニンから生成されるメラトニンは夜に眠くなるように体内のリズムをコントロールしてくれています。
ちなみに朝に日光を浴びて14~15時間後にメラトニンの分泌が増加すると言われています。
原因Ⅳ 運動不足
セロトニンはリズミカルな運動により活性化されると言われていて、ウォーキングやランニングと言った歩行運動、ヨガや瞑想を使った呼吸リズム運動が良いとされています。
さらに運動はストレスホルモンであるコルチゾールの抑制にも関与するので定期的な運動を生活習慣に組み込みましょう!
うつ病かもと思ったら!!
現代社会はあらゆる面で高度化し便利な一方で、人々の悩みは複雑化され「うつ病」が他人事ではなくなってきました。前述した通り、最近では仮面うつ病といった身体症状が強く出るケースも多く症状を放置してしまう事も少なくありません。症状を放置して悪化してしまう前に適切な対応をして早期改善を目指しましょう。
うつ病を簡易的にチェックするスクリーニングテスト(QIDS -J)が厚生労働省のHPに掲載されているのでそこで一度チェックしてみるのも良いでしょう。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kokoro/index.html https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/02.pdf
うつ病にはり灸治療は有効?
うつ病患者は脳の特定の部位で脳機能の低下がみられる事が分かっており、そこに対して脳血流量を改善してあげることにより脳機能の回復が見込めます。
はり灸治療では首肩周囲や頭部へのはり治療、耳周囲への温熱治療により脳血流量の改善を図ることによりうつ病へのアプローチをしていきます。
さらに身体的症状に関してもはり灸治療で改善できる症状は多くあり、多方面からのアプローチが期待できます。
はり灸治療について詳しくは「はり灸って痛い!?怖い!? 初めての方へのはり灸ガイド」をチェックしてみて下さい!!
まとめ
「うつ病」はホルモンや脳機能の低下により起こるとされていて、本人の意思だけの問題ではありません。少しでも自分の精神面や体調面で違和感を感じたら病院へ相談することをおすすめします。
もちろんこちらの治療院でもご相談にのりますので、気楽にご相談下さい!!
2022.12.28 PMSって改善するの?
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
今回は月経前症候群(PMS)について知識を深め、症状の軽減や上手な付き合い方を学んでいきましょう。
○PMSとは?
女性周期の内、月経前3日~10日に起こる様々な精神的または身体的不調が、月経と共に軽減または消失するものを月経前症候群(PMS)と呼びます。
○PMSになる原因は?
PMSのメカニズムは、はっきりとは解明されていませんが、排卵後から月経までの黄体期に女性ホルモンが急激に変動する事で起こるとされています。
ただホルモン値の変動が大きい人ほど症状が強く出るわけでは無く、ストレスの有無が大きく関係してくるようです。
○PMSの症状
□精神的症状
イライラ・情緒不安定・抑うつ感・不安感・集中力の低下など
□自律神経症状
不眠・食欲不振・過食・のぼせ・めまい・倦怠感など
□身体的症状
肩こり・腰痛・頭痛・腹痛・お腹の張り感・乳房の張り感・むくみなど
○PMSとストレスの関係性!?
PMSの症状は人によって差があり、中でも精神面の症状が強く社会生活、家庭内で支障をきたすものをPMDD(月経前不快気分症候群)と呼びます。こういったPMSの重症例においてはストレスとの関わり方が大きく影響しているようです。
ストレスと対峙した時それを良い方向へ考え直したり、プラスになる事を模索するなど、一般的にポジティブな考えの人がPMS軽症者に比べてPMDDの人には少ない傾向があります。
もともとの性格によりPMSの症状に差が出る事が分かりましたが、これはネガティブな人はどうしようもないと言うわけでは無く、ストレスに対峙した時に適切な対処を出来るかどうかで差が出ているので、「嫌な出来事が起きる→良い方向へ考え直す・プラスになる事を模索する」とうい思考パターンを意識してストレス軽減に努め、症状の緩和を目指しましょう。
○PMSとはり灸
PMSの症状にはり灸治療がどのように有効なのかご説明していきます。
□精神的症状・自律神経症状
精神的症状でイライラや怒りっぽくなる人は交感神経が強く、緊張が持続している状態、抑うつ感や集中力が低下している人は脳の一部の神経伝達物質の作用が弱まっている状態と言えます。自律神経症状に関しても交感神経と副交感神経のバランスの乱れが原因と言えます。
これらは通常、脳の働きにより正常に保たれていますが、脳も栄養源となる血液が不足すると働きに乱れが生じます。はり灸治療では首肩の緊張を緩和する事で、脳へ栄養血管である椎骨動脈の循環を改善し脳血流量の改善を図ります。さらに頭部へのはり治療は自律神経を整える効果があります。
□身体的症状
頭痛や腰痛、腹痛などの痛みに関しては局所の血流改善をする事により、発痛物質を抑制する事が出来ます。張り感やむくみに関しては循環状態が悪く、不要な水分などが滞っている状態なので、身体全体の循環状態の改善が大切になります。
はり灸治療では、局所や手足などのポイントを使って狙った場所の循環状態を改善を行っていきます。PMSでは人により症状も異なってくるので、その人に合った治療が必要になってきます。
○最後に
PMSは多くの女性が抱える問題です。はっきりとした原因は分かっていませんが、症状に対する対処法はいくつかあるので病院などに一度相談するのも良いと思います。一人で抱え込むのはストレスを溜め、症状の悪化に繋がる危険があるので無理をせず、周囲に症状を伝え理解してもらいましょう。
もちろん治療院へのご相談もいつでもお待ちしております。
2022.12.15 季節の変わり目こそ自律神経を整えよう!!
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
皆さんは季節の変わり目によく体調を崩したりしませんか?季節の変わり目の不調は自律神経の乱れによるものかもしれません!
○なぜ季節の変わり目に体調を崩してしまうの?
季節の変わり目は温度や生活面において環境の変化が大きくなります。
春:生活面で4月は学校や会社での変化が大きい。
夏:気温が高くなり、冷房での室内外の温度変化が大きい。
秋:台風のシーズンとなり低気圧の影響がでる。
冬:気温が低くなり、暖房での室内外の温度変化が大きい。
このような季節の変わり目に起こる変化に対して、身体は順応する為に自律神経を働かせその環境に合わせようとします。この環境の変化(ストレス)が大きくなればなるほど自律神経への負担は大きくなり、体調を崩す原因となります。
○そもそも自律神経ってなに?
自律神経とは交感神経と副交感神経からなる、身体を自動的に調節してくれる神経の事を指します。
□交感神経の働き
・心臓の働きを促進(血管の収縮、血圧上昇、心拍速く)
・腸の働きを抑制
・瞳孔の拡大
・排便、排尿の抑制(膀胱を緩め、出口(括約筋)を絞める)
・気管支の拡張
・暑い時に発汗を促す
・寒い時に震える(骨格筋の収縮)
□副交感神経の働き
・心臓の働きを抑制(血管の拡張、血圧低下、心拍ゆっくり)
・腸の働きを亢進
・瞳孔の収縮
・排便、排尿を促進(膀胱を収縮させ、出口(確約筋)を緩める)
・気管支の収縮
自律神経とはこのように交感神経と副交感神経が互いに拮抗するような形で身体のバランスをとってくれています。皆さんが無意識下でしている呼吸や発汗の調整、さらに内臓の働きなどに関してもこの自律神経が基本的には勝手にコントロールしてくれています。
○自律神経が乱れるとどうなる?
まず自律神経が乱れるとはどのような状況かというと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、どちらかの作用が強くなりすぎることを指します。ほとんどの場合ストレス過多による交感神経の亢進が原因で起こります。交感神経が過度になると、動悸や息切れ、過度の発汗、筋緊張の亢進(肩こり、頭痛)が起こります。さらに副交感神経への切り替わりがうまくできないと、不眠や疲労が取れないなどの症状もでてきます。
自律神経はストレスに弱い為、出来るだけストレスを溜め込まないように心がけることが大切になります。ストレスと聞くと精神的なものをよく思い浮かべますが、身体にとってのストレスとは気温の変化や、環境の変化(引っ越しや、転職)、もちろん職場や家庭でのイライラする出来事など、良い事、悪い事、関係なく身体に起こる変化はストレスとして受け入れます。多少のストレスは人間にとって必要な要素ではありますが、過度のストレスがかかると身体はそれに対抗する為に戦闘態勢を取りストレスに抗います。この戦闘態勢とは交感神経が優位になり身体が緊張した状態といえます。もちろんこの状態が長く続くと身体は疲弊し、抵抗力も低下してしまい不調が治らない状態へと陥ってしまいます。
○自律神経を正常に保つために!
では自律神経を正常に保ち、健康体で季節の変わり目を乗り越えるには何が大切になるのでしょうか!?
□生活習慣の見直し
・朝一で日光を浴びる:人間は日光を浴びる事で一日のリズム(サーカディアンリズム)がスタートする為、夜正常な時間に眠る為にも大切な生活習慣です。
・軽度の運動:週に2~3度の軽度な運動は身体の筋緊張をほぐし、循環改善をしてくれるので、同じ姿勢の続くデスクワークなどにはおススメです。
・腸内環境を整える:発酵食品や食物繊維を積極的に摂取し腸内環境を整える事は、胃腸の働きをコントロールしている自律神経に負担をかけない事にも繋がります。逆にトランス脂肪酸などを多く摂取すると善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やすことに繋がるので注意しましょう。
・自然に触れる:現代はPCやスマホが普及し、画面を長時間みる事での交感神経の昂りが問題となっています。週に1度でも自然に触れる事でリラックス状態へ身体を導くことは現代人にとって大切な習慣と言えます。
□はり治療で整える
はり灸治療では首肩まわりの筋緊張を緩和する事で、自律神経の中枢である脳への血流量を改善し自律神経を正常な働きへと導きます。さらに当院ではYNSAと言う頭にはりを刺入する治療により自律神経の調整を図ります。
はり以外にも耳元を温める温灸器や、岩盤浴の様なじんわり温かい遠赤外線の機器(サンビーマー・サンマット)などを使用し総合的に副交感神経を優位にする施術を行い、昂った交感神経を抑制し自律神経を整えます。
○まとめ
今回は自律神経の不調に関して、気温や環境の変化に影響を受けやすい事を説明させて頂きました。季節の変わり目を健康で過ごすために日頃の自己管理、身体のメンテナンス(はり灸治療など)を欠かさないように努めていきましょう!!
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