徳島 鍼灸・不妊・美容の専門治療院|はり灸・整体・トレーニング Sora

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2026.09.18 秋に増える「気象病」とは?気圧変化による頭痛・めまいと鍼灸

「雨が降る前になると頭が痛くなる」
「台風が近づくと、めまいやふらつきが出る」
「天気が悪い日は、首や肩が重く感じる」

このように、天気の変化に合わせて体調が変わることはありませんか?

気圧・気温・湿度などの変化によって、頭痛やめまい、倦怠感などが起こる状態は、一般的に「気象病」や「天気痛」と呼ばれています。

特に秋は、台風や低気圧の影響を受けやすく、朝晩の寒暖差も大きくなるため、体調の変化を感じる方もいます。

今回は、気象病の特徴や症状が起こる仕組み、日常生活でできる対策、鍼灸でのサポートについて解説します。

この記事のポイント
  • 気象病は、気圧・気温・湿度などの変化に伴う不調の総称です。
  • 頭痛やめまい、首肩こり、倦怠感などが見られることがあります。
  • 気圧変化を感じ取る内耳や、神経系などの関与が考えられています。
  • 症状が強い場合や突然現れた場合は、医療機関への相談が大切です。
  • 鍼灸は、症状や身体の状態に合わせたケアの選択肢の一つです。

目次

気象病とは?

気象病とは、気圧・気温・湿度などの気象変化に伴って、身体や心にさまざまな不調が現れる状態を指す一般的な呼び方です。

医学的に確立した一つの病名というわけではありませんが、天気の変化と症状の出現・悪化が関連するケースは知られています。

代表的な症状には、次のようなものがあります。

代表的な症状
  • 頭痛
  • めまい・ふらつき
  • 首や肩のこり
  • 倦怠感・眠気
  • 耳鳴り
  • 吐き気
  • 関節や古傷の痛み
  • 気分の落ち込み

ただし、これらの症状があるからといって、必ずしも気象病が原因とは限りません。片頭痛や耳の病気、神経系の病気など、ほかの原因が関係している可能性もあります。

秋に気象病が起こりやすい理由

秋は、夏から冬へ向かう途中で気候が大きく変化する季節です。次のような環境の変化が、体調に影響することがあります。

台風や低気圧の接近

秋は台風が接近することがあり、短時間で気圧が変化する場合があります。気圧の変化に敏感な方は、頭痛やめまいなどを感じることがあります。

朝晩の寒暖差

日中は暑くても、朝晩は涼しくなることがあります。このような寒暖差に身体が対応するため、体温調節などに関わる身体の働きに負担がかかる場合があります。

生活リズムの変化

季節が変わると、睡眠時間や活動量、食事の時間などが変化することもあります。睡眠不足や疲労が重なると、頭痛やめまいなどの症状を感じやすくなる可能性があります。

秋だから必ず気象病が起こるわけではありませんが、気圧や気温の変化が大きい時期は、日頃から体調の変化に目を向けることが大切です。

気象病で見られる主な症状

頭痛

気圧の変化に伴って、こめかみがズキズキする、頭全体が重い、後頭部が締めつけられるように感じるなど、さまざまなタイプの頭痛が現れることがあります。

もともと片頭痛がある方は、天候の変化をきっかけに症状が悪化する場合もあります。

めまい・ふらつき

「ふわふわする」「身体が揺れるように感じる」「立ち上がると不安定になる」などの症状が出ることがあります。

めまいには、耳の状態や血圧、神経系などさまざまな原因が考えられるため、繰り返す場合は医療機関で確認することが大切です。

首・肩こり

気圧変化による不調に伴って、首や肩の張り、後頭部の重さを感じる方もいます。首肩こりが強くなることで、頭痛につながる場合もあります。

倦怠感・眠気

「身体が重い」「何をするにもやる気が出ない」「十分に寝たはずなのに眠い」といった不調が現れることがあります。

耳鳴り・吐き気など

気圧変化に関連して、耳鳴りや耳の詰まり感、吐き気などを感じる場合もあります。

症状の種類や強さには個人差があり、複数の症状が同時に現れることもあります。

気圧の変化で不調が起こるのはなぜ?

気象病の詳しい仕組みは、現在も研究が進められている分野です。その中で、気圧の変化を感じ取る器官として注目されているのが「内耳」です。

内耳が気圧の変化を感じ取る可能性

内耳は、身体のバランスや平衡感覚に関わる器官です。研究では、内耳が気圧の変化に反応し、その情報が脳へ伝わることで、身体の調整機能に影響する可能性が考えられています。

神経系や痛みの感じ方との関係

気圧の変化による刺激に加えて、睡眠不足や疲労、ストレス、もともとの頭痛や首肩こりなどが重なると、症状を感じやすくなることがあります。

自律神経の働きが関係する可能性も指摘されていますが、気象病のすべてが自律神経の乱れだけで説明できるわけではありません。

「天気が悪いから気のせい」と片づけるのではなく、症状が出るタイミングや身体の状態を記録し、自分の傾向を把握することが役立ちます。

気象病の症状を和らげるためにできること

天気と体調の変化を記録する

頭痛やめまいが出た日時、天気、睡眠時間、食事、月経周期、疲労の程度などを記録しておくと、症状が出やすい条件を把握しやすくなります。

睡眠リズムを整える

就寝・起床時間をなるべく一定にし、睡眠不足を避けましょう。寝る直前までスマートフォンを使用することや、夜遅くまでのカフェイン摂取を控えることも、睡眠環境を整える方法の一つです。

こまめに水分を補給する

水分不足は、頭痛やだるさなどの一因になる場合があります。喉が渇く前から、少しずつ水分を補給しましょう。

無理のない範囲で身体を動かす

体調に合わせて、散歩や軽いストレッチなどを行いましょう。首や肩をゆっくり動かすことも、身体の緊張をほぐすきっかけになります。

耳や首肩を冷やしすぎない

冷房の風が直接当たる場所を避けたり、入浴で身体を温めたりするなど、快適に過ごせる環境を整えましょう。

症状が出たときは無理をしない

頭痛やめまいが強いときは、無理に活動を続けず、静かで安全な場所で休みましょう。運転や高所での作業など、危険を伴う行動は控えてください。

気象病に対して鍼灸ではどのようなケアを行う?

鍼灸では、気象病に関連して現れている症状だけでなく、症状が起こるタイミングや身体全体の状態を確認しながら施術を行います。

例えば、次のような内容を確認します。

  • 頭痛やめまいが起こるタイミング
  • 雨や台風、気圧変化との関係
  • 首や肩の張り・痛み
  • 睡眠の状態
  • 疲労やストレスの程度
  • 食事や水分摂取の状況
  • 過去の病気や現在の治療状況
  • 耳鳴りや吐き気など、併発する症状

そのうえで、首肩周辺や背中、手足などの状態を確認し、一人ひとりの症状や体調に合わせて施術内容を検討します。

鍼灸は、気象病を必ず治すものではありません。しかし、頭痛や首肩こりなどの症状に対するケアや、身体の状態を整えるための選択肢の一つとして活用されることがあります。

鍼灸を受ける際のポイント

症状が天候と関係しているように感じても、まずは現在の症状や既往歴を正確に伝えましょう。特に、これまでにない強い頭痛や急なめまいがある場合は、鍼灸を受ける前に医療機関へ相談することが大切です。

医療機関への相談を検討した方がよい症状

頭痛やめまいを「気象病だろう」と自己判断してしまうと、ほかの病気の発見が遅れる可能性があります。

次のような症状がある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

  • 突然起こった、今までにない激しい頭痛
  • ろれつが回らない、手足に力が入らない
  • 意識がぼんやりする、意識を失う
  • 突然の強いめまいで歩けない
  • 高熱や繰り返す強い嘔吐を伴う
  • 胸の痛みや強い動悸を伴う
  • 症状が長く続く、または徐々に悪化している

症状が繰り返す場合も、内科・脳神経内科・脳神経外科・耳鼻咽喉科など、症状に応じた医療機関で相談しましょう。

秋の頭痛・めまい・首肩こりでお悩みの方へ

秋は、台風や低気圧、朝晩の寒暖差などにより、身体の変化を感じやすい季節です。

「雨が近づくと頭痛がする」
「気圧が下がると首や肩が重くなる」
「天気が悪い日は、めまいやふらつきが気になる」

このような症状がある場合は、いつ症状が起こるのか、どのような状態で強くなるのかを確認することから始めてみましょう。

はり灸Soraでは、頭痛や首肩こり、めまいなどのお悩みについて、症状が現れるタイミングや日常生活の状況、身体の状態を丁寧に確認し、一人ひとりに合わせた鍼灸施術を行っています。

気象病が疑われる症状であっても、原因は一つとは限りません。必要に応じて医療機関への相談もご案内しながら、日々の体調管理をサポートします。

秋の頭痛・めまい・首肩こりでお悩みの方へ

気圧の変化と体調の関係が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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※本記事は、気象病や鍼灸に関する一般的な情報を紹介するものであり、診断や治療を行うものではありません。症状が強い場合や不安がある場合は、医療機関へご相談ください。

2026.08.30 【頭痛と鍼灸】繰り返す頭痛の原因は?首・肩こりとの関係と施術の考え方

頭痛と鍼灸|繰り返す頭痛と首・肩こりの関係

「仕事をしていると夕方になるにつれて頭が痛くなる」
「首や肩がこると頭痛まで出てくる」
「薬を飲むことが増えてきて、このままでいいのか気になる」

このような頭痛を繰り返している方は少なくありません。

頭痛にはさまざまな種類があり、首・肩の筋肉や姿勢が関係することもあれば、片頭痛のように首こりだけでは説明できない頭痛もあります。 そのため、「頭痛=肩こりが原因」と考えて首や肩だけを施術すればよいとは限りません。

この記事のポイント

繰り返す頭痛では、まず頭痛の特徴を整理することが重要です。そのうえで首の動き、筋緊張、姿勢、仕事中の身体の使い方、睡眠などを確認すると、頭痛に関係している要素が見えてくることがあります。鍼灸も、特に緊張型頭痛や片頭痛の予防について研究されています。

頭痛は原因によって対処法が異なる

頭痛は大きく、頭痛そのものが病気である「一次性頭痛」と、ほかの病気などが原因となって起こる「二次性頭痛」に分けて考えます。

一次性頭痛には緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛などがあります。 一方、二次性頭痛には、くも膜下出血など緊急性の高い病気によって起こるものも含まれます。

鍼灸院で慢性的な頭痛をみる場合にも、この違いを意識することが重要です。 「頭痛があるから首をほぐす」のではなく、まずどのような頭痛なのかを確認する必要があります。

緊張型頭痛

緊張型頭痛では、頭の両側が締めつけられる、圧迫されるように感じることがあります。 片頭痛と比べると、通常の日常動作によって強く悪化しにくく、吐き気を伴わないことが一般的です。

首・肩周囲の圧痛を伴うこともあり、長時間のデスクワークや同じ姿勢が続いたあとに「首や肩がつらくなり、そのまま頭まで重くなる」と感じる方もいます。

ただし、緊張型頭痛の仕組みは単純に「肩の筋肉が硬くなって血流が悪くなるから」だけでは説明できません。 末梢の筋・筋膜などからの刺激に加えて、痛みを感じる神経系の働きが関係すると考えられています。

片頭痛

片頭痛では、中等度から強い頭痛が起こり、ズキズキと脈打つように感じることがあります。 身体を動かすことで悪化しやすく、吐き気や、光・音がつらく感じる症状を伴うこともあります。

名前から「頭の片側だけが痛むもの」と思われがちですが、必ず片側だけに起こるわけではありません。

首こりがある=緊張型頭痛とは限りません

片頭痛の方でも首の痛みやこりを感じることがあります。そのため、首がこっているという情報だけで頭痛の種類を判断することはできません。痛み方、持続時間、動作との関係、吐き気、光・音への過敏などを合わせて考えることが大切です。

緊張型頭痛と片頭痛の主な特徴の違い

※頭痛の現れ方には個人差があります。画像の特徴だけで自己診断せず、気になる症状が続く場合は医療機関へご相談ください。

首・肩こりと頭痛にはどんな関係がある?

「パソコンを使っていると首がこって頭痛がする」という方の場合、首や肩の状態を確認する意味はあります。

特にデスクワークやスマートフォンの使用では、頭を前に出した姿勢が長時間続きやすくなります。 その状態では、頭を支えるために首の後ろや肩周囲の筋肉が持続的に働くことがあります。

確認したいのは、単に「筋肉が硬いかどうか」だけではありません。

  • 首を左右に向いたときの動かしやすさ
  • 上や下を向いたときに痛みや頭痛が変化するか
  • 後頭部や首・肩周囲の筋肉に強い圧痛があるか
  • 肩甲骨や胸郭を含めた姿勢
  • パソコン作業中の頭・首・腕の位置
  • 同じ姿勢をどのくらい続けているか
  • 食いしばりや顎周囲の緊張がないか

このように「どの筋肉が硬いか」だけではなく、「なぜそこに負担が集中しているのか」まで考えることが、繰り返す頭痛では重要です。

デスクワークや姿勢、睡眠、ストレス、食いしばりと頭痛の関係

一方で、首・肩こりがあるからといって、それがすべての頭痛の原因とは限りません。 特に片頭痛では神経系の複雑な仕組みが関係しているため、姿勢を直したり首をほぐしたりするだけで説明することはできません。

頭痛と首・肩こりが一緒に続いている方へ

「自分の頭痛の場合も鍼灸を受けてよいのか」「首や肩の状態も関係しているのか」など、判断しにくい場合はLINEからご相談いただけます。

はり灸Sora公式LINEで相談する

頭痛に対する鍼灸はどこまで分かっている?

頭痛に対する鍼灸は、特に緊張型頭痛と片頭痛の予防について研究されています。

日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」では、緊張型頭痛の非薬物療法として、理学療法や鍼灸などが挙げられています。 鍼灸についてはエビデンスの確実性がCと評価されており、薬物療法が使用できない場合や、薬物療法との併用などで考慮される治療の一つとして位置づけられています。

海外では、NICE(英国国立医療技術評価機構)の頭痛ガイドラインでも、慢性緊張型頭痛の予防的治療の選択肢として一定期間の鍼治療を考慮することが示されています。

緊張型頭痛に対する研究

Cochraneのシステマティックレビューでは、頻繁に起こる緊張型頭痛に対して、鍼治療が選択肢になり得ることが報告されています。

片頭痛に対する研究

片頭痛についても、発作そのものをその場で止めるというより、発作の頻度を減らす予防的な介入として鍼灸の研究が行われてきました。

Cochraneのレビューでは、通常ケアのみとの比較や偽鍼との比較など複数の研究が検討され、片頭痛予防の選択肢となる可能性が示されています。 ただし、研究の質や施術方法にはばらつきがあり、すべての方に同じ効果が期待できるとは限りません。

鍼灸と病院での頭痛治療は二者択一ではありません

片頭痛には急性期治療や予防療法など医学的な治療があります。鍼灸を利用する場合も、必要な医療をやめるのではなく、頭痛の種類や頻度に応じて医療機関での治療と使い分けたり、補完的に取り入れたりすることが大切です。

頭痛に対してSoraでは何を確認する?

はり灸Soraでは、頭痛のある場所だけを確認して施術を始めるわけではありません。

理学療法士・鍼灸師の視点から、まず頭痛そのものの特徴と、首・肩を中心とした身体機能の両方を確認します。

① 頭痛の特徴を確認する

頭痛がいつからあるのか、どこが痛むのか、締めつけられるのか・脈打つのか、どのくらい続くのか、どのくらいの頻度で起こるのかを確認します。

さらに、動くと悪化するか、吐き気があるか、光や音がつらくなるか、仕事中や休日など特定の状況で起こりやすいかなどを聞きます。 こうした情報は、鍼灸の適応を考えるうえでも重要です。

② 首の可動域と症状の変化を見る

首を曲げる・反らす・左右に向くなどの動作を確認します。

単純に「首が硬い」という評価だけではなく、どの方向が動きにくいのか、その動きで首の痛みや頭痛が変化するのかを見ていきます。

③ 筋緊張と圧痛を確認する

後頭部から首、肩にかけては、頭部や頸椎、肩甲骨に関係するさまざまな筋肉があります。

後頭下筋群、僧帽筋、肩甲挙筋など、頭痛との関連が考えられる部位の緊張や圧痛を確認し、必要な場所を選んで施術します。

④ 姿勢と日常動作を見る

施術で筋緊張が一時的に変化しても、毎日同じ負担が繰り返されれば症状が戻りやすい場合があります。

そこで、デスクワークでの頭の位置、肩甲骨や胸郭の動き、パソコン・スマートフォンを見る時間、休憩の取り方なども必要に応じて確認します。

⑤ 睡眠・ストレス・頭痛の頻度も確認する

頭痛は筋肉や姿勢だけで決まるものではありません。 睡眠不足や生活リズム、ストレス、月経などが頭痛の起こり方に影響する方もいます。

また、頭痛薬を使用している場合は、その種類だけでなく「月に何日くらい使用しているか」も重要な情報です。 頭痛薬の使用頻度が多い状態では、薬剤の使用過多による頭痛も考える必要があるためです。

Soraの頭痛に対する鍼灸・施術の考え方

頭痛への施術目的は、「頭痛に効くツボを一律に使う」というものではありません。

例えば、首・肩の筋緊張や圧痛が強く、仕事中の姿勢や頸部の動きとの関連が考えられる場合には、過度に緊張している筋への鍼刺激や、首・肩甲帯の動きを改善するためのアプローチを検討します。

首の動きに左右差や制限がある場合には、鍼灸だけでなく理学療法士としての視点から、頸部・胸郭・肩甲骨の動きや姿勢を評価します。 必要に応じて、自宅や職場で行える運動や環境調整まで提案します。

一方、片頭痛が疑われる場合は、「首の筋肉を緩めれば原因がなくなる」という考え方はしません。 頭痛の頻度や誘因、睡眠、月経との関連、医療機関での治療状況などを確認しながら、鍼灸を補完的な選択肢として検討します。

Soraが重視している流れ

頭痛の特徴を確認する
↓
首の可動域・筋緊張・姿勢・動作を評価する
↓
頭痛との関連が考えられる部分を整理する
↓
必要な部位に鍼灸や身体への施術を行う
↓
施術後の動きや症状の変化を確認する
↓
日常生活で繰り返している負担があれば調整する

鍼灸と理学療法のどちらか一方だけで考えないことが、Soraの頭痛へのアプローチの特徴です。

頭痛を繰り返す方が見直したいセルフケア

長時間同じ姿勢を続けない

「良い姿勢をずっと維持しよう」とするより、同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。

デスクワークでは定期的に立つ、肩を動かす、遠くを見るなど、小まめに姿勢を変えてみてください。

首を強く揉みすぎない

首こりを感じると強く揉みたくなることがありますが、強い刺激が必ずしもよいとは限りません。 特に頭痛が強いときや片頭痛発作中は、刺激がつらく感じる場合があります。

睡眠・食事・水分を大きく乱さない

特に片頭痛では、睡眠パターンの変化などが発作と関連する場合があります。 無理に特定の食品を一律に禁止するよりも、自分の場合に何が頭痛と関連しているのかを確認することが重要です。

頭痛日記をつける

繰り返す頭痛では、頭痛があった日、痛みの強さ、持続時間、吐き気や光・音への過敏、服薬、月経、睡眠などを簡単に記録してみる方法があります。

記録することで「仕事が忙しい週に増えている」「月経前後に集中している」「薬を飲む日数が増えている」など、自分では気づきにくかったパターンが見えることがあります。 医療機関を受診するときにも役立つ情報になります。

ピラティスで「動かしやすい姿勢」をつくる

デスクワークなどで首・肩への負担が気になる方では、休憩やストレッチだけでなく、胸郭や肩甲骨、背骨を動かす運動を日常的に取り入れることも選択肢の一つです。

ピラティスでは、呼吸とともに背骨や胸郭、肩甲骨などを動かしながら、身体をコントロールする練習を行います。「正しい姿勢を固めて維持する」というよりも、身体をさまざまな方向へ動かしやすくし、同じ場所に負担が集中し続けない身体の使い方を身につけていくことがポイントです。

特に、デスクワークで頭が前に出やすい、肩周囲が動かしにくい、運動不足が続いているといった方では、首だけをストレッチするのではなく、胸郭・肩甲骨・背骨を含めて動かすという考え方が役立つことがあります。

運動を始めたい方にはStudio Soraのピラティスも

Studio Soraでは、身体の状態を確認しながらピラティスを行っています。 頭痛そのものをピラティスだけで治すという考え方ではなく、首・肩への負担につながる姿勢や身体の使い方が気になる方に、日常生活で動きやすい身体づくりを行う選択肢としておすすめしています。

「ストレッチをしても首・肩がすぐにこる」「運動したいけれど何をすればよいか分からない」という方は、身体の状態に合わせて運動を取り入れていく方法もあります。

Studio Soraのピラティスを見る

※頭痛が強いとき、動くことで頭痛が悪化するときは、無理に運動する必要はありません。特に突然の激しい頭痛や普段とは異なる頭痛がある場合は、運動や鍼灸よりも医療機関での評価を優先してください。

このような頭痛は鍼灸より受診を優先してください

頭痛の中には、脳血管障害など緊急性の高い病気が隠れていることがあります。

早急な医療機関の受診を考える症状
  • 突然起こった、これまで経験したことのない強い頭痛
  • 短時間で急激に強くなった頭痛
  • 頭痛とともに手足の麻痺や力の入りにくさがある
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい
  • 意識がおかしい、けいれんがある
  • 高熱や強い首のこわばりを伴う
  • 頭を強く打ったあとから頭痛が続いている
  • 今までの頭痛と明らかにパターンが違う

特に突然の激しい頭痛や神経症状を伴う場合は、鍼灸院で様子を見るのではなく医療機関での評価を優先してください。

また、慢性的な頭痛であっても、頻度が増えている、日常生活への影響が大きい、市販薬を使用する日が増えている場合などは、一度頭痛を専門とする医療機関などで診断を受けることも大切です。

まとめ

繰り返す頭痛では、首・肩こりが関係していることがありますが、すべての頭痛を「首や肩の筋肉が硬いから」と説明することはできません。

緊張型頭痛なのか、片頭痛の特徴があるのか、あるいは医療機関での検査を優先すべき頭痛なのかを整理したうえで、首の可動域、筋緊張、姿勢、動作、睡眠や生活習慣などを確認することが重要です。

頭痛に対する鍼灸については、特に緊張型頭痛や片頭痛の予防を中心に研究されています。 効果を保証できる治療ではありませんが、頭痛の状態によっては医療機関での治療と併用する補完的な選択肢の一つになります。

徳島のはり灸Soraでは、鍼灸師として鍼をするだけでなく、理学療法士として首の動き、筋肉、姿勢、日常動作まで確認し、「どこに負担がかかっているのか」「何を変える必要があるのか」を考えながら施術を組み立てます。

繰り返す頭痛・首こり・肩こりでお悩みの方へ

頭痛の出方や身体の状態は一人ひとり異なります。「自分の頭痛は鍼灸の対象になる?」「病院と併用してもいい?」といったご相談も可能です。

はり灸Sora公式LINEで相談する

参考資料
  • 日本頭痛学会・日本神経学会・日本神経治療学会監修「頭痛の診療ガイドライン2021」
  • World Health Organization. Migraine and other headache disorders.
  • Linde K, et al. Acupuncture for the prevention of tension-type headache. Cochrane Database Syst Rev. 2016;4:CD007587.
  • Linde K, et al. Acupuncture for the prevention of episodic migraine. Cochrane Database Syst Rev. 2016;6:CD001218.
  • National Institute for Health and Care Excellence (NICE). Headaches in over 12s: diagnosis and management. CG150.

2025.10.01 【起立性調節障害と鍼灸】YNSAとスーパーライザーを用いた自律神経ケア

起立性調節障害とは?

「朝起きられない」「立ちくらみがひどい」「午前中は体がだるくて動けない」――。

思春期のお子さんに増えているのが、起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation) です。

これは自律神経がうまく働かず、血圧や心拍の調整が乱れてしまうことで起こる不調です。特に小学校高学年から中高生に多く見られ、保護者の方にとっても「病気なのか?怠けているのか?」と理解しにくい特徴があります。

起立性調節障害でよくある困りごと

  • 朝なかなか起きられず、遅刻や欠席が増える
  • 授業中の頭痛・倦怠感・集中力低下
  • 体育や部活動でめまい・動悸が出やすい
  • 周囲から「甘えている」と誤解される

本人はつらいのに、見た目には分かりにくいことが、より悩みを深くしています。

一般的な治療と対策

医療機関では、以下のような対策が行われます。

  • 規則正しい生活リズムを整える
  • 水分・塩分を多めにとる
  • 軽い運動で体力をつける
  • 必要に応じて薬物療法

ただし、薬だけでは十分に改善が見られないケースや、副作用の心配から「自然な方法でケアしたい」と考えるご家庭も増えています。

鍼灸とYNSA(山元式新頭鍼療法)の可能性

当院では、通常の鍼灸に加え、YNSA(山元式新頭鍼療法) を取り入れています。

頭皮の特定の反応点に鍼を行い、脳と自律神経の働きを直接サポートする療法です。

  • 自律神経の乱れを整える
  • 睡眠の質を改善し、朝の目覚めを助ける
  • 倦怠感や頭痛を軽減
  • 不安感やストレスをやわらげる

YNSAは「即効性」「安心性」の点からも、起立性調節障害に悩むお子さんへのサポートとして注目されています。

スーパーライザー(近赤外線照射療法)との併用治療

さらに当院では、スーパーライザー(近赤外線照射装置) を併用しています。

スーパーライザーは、自律神経の要となる「星状神経節(首の部分にある神経の集まり)」に近赤外線を照射することで、交感神経・副交感神経のバランスを整える治療法です。

  • 脳の血流改善
  • 自律神経の安定化
  • 頭痛・めまい・不眠の軽減
  • 安全で副作用が少ない

鍼灸(特にYNSA)とスーパーライザーを組み合わせることで、「自律神経に働きかける力」を相乗的に高める ことができます。

これは起立性調節障害のように自律神経の乱れが大きな要因となる症状に、非常に有効なアプローチです。実

まとめ:鍼灸・YNSA+スーパーライザーは有効なサポート手段

起立性調節障害は、本人にとってもご家族にとっても負担が大きいものです。

薬物療法だけに頼らず、鍼灸・YNSA・スーパーライザーを組み合わせた自律神経ケア は、安全で副作用が少なく、自然な改善を後押しします。

もし「朝がつらい」「学校に行けなくて困っている」といったお悩みがありましたら、

ぜひ一度当院にご相談ください。

2024.02.16 なぜこんなに疲れる!?慢性疲労の原因と解決法!!

徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院

はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。

朝起きたときのダルさが続いたり、休日に一日中寝てしまうなど、疲労が慢性的になってはいませんか?

今回はそんな慢性疲労の原因や解決方法についてご紹介いたします!!

ベッドに横たわる女性


目次

  1. 慢性疲労とは?
  2. なんで慢性疲労になるの?
  3. 慢性疲労を改善・予防しよう!!
  4. まとめ


◆慢性疲労とは?

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慢性疲労とは、持続的な疲れや疲労感を特徴とする状態です。

通常、休息や睡眠をとっても改善されない、持続的な疲れや疲労感が続く状態を指します。

慢性疲労の症状は、身体的な疲労だけでなく、精神的な疲労や集中力の低下、筋肉痛、頭痛、睡眠障害、免疫機能の低下なども含まれます。

 



◆なんで慢性疲労になるの?

Free Brain Question Mark photo and picture

健康な人の脳内の免疫系(ミクログリアなど)は脳内の異物を除去したり、ダメージを負った細胞を食べてくれる働きをしています。

ストレスなどにより脳内の免疫系が過剰になってしまった場合、正常な細胞にも免疫系が反応してしまい、炎症反応が起こります。

このような炎症反応が脳内で慢性化すると、脳機能の低下に繋がり、倦怠感や集中力の低下、筋肉の痛みなどの身体の異常として現れます。

つまり慢性疲労の原因とは、脳内の炎症による脳機能の低下によるものだと考えられます。



◆慢性疲労を改善・予防しよう!!

Free Rice Natto photo and picture

慢性疲労の原因である脳の炎症を改善・予防するためのいくつかの方法を解説していきます。

■ストレスケア

脳の免疫系(ミクログリアなど)は通常、脳内の異物除去や貪食といった生命活動に必要な働きをしてくれています。

しかしストレスにより過剰に活性化することで、悪さをしてしまうでの、日頃のストレスケアを大切にしましょう。

ストレス緩和のポイント

・朝一で日光を浴びる

・太ももやふくらはぎを意識したウォーキング

・湯船に浸かる(熱々はNG)

・週に一度は自然に触れる

・寝る時間を一定に保つ(寝る時間をずらさない)

・バランスの取れた食事を心がける(免疫系やホルモン・筋肉も全て食事から摂取した物で合成されるので、食事の偏りによる健康被害はかなり大きいです。)

とても簡単にみえますが、意外とみなさんできていないことが多いので、まずはここからはじめましょう!!

■はり灸治療

はり灸治療はストレスにより高ぶった交感神経を抑制し、リラックス状態である副交感神経を優位にしてくれます。

他にも脳内の炎症に対しても、脳血流を改善することにより炎症を抑制してくれる作用があります。

はり灸治療でなぜこのようなリラックス効果が得られるかは、「頭の鍼でリラックス効果!?」の記事を読んでみて下さい。

■LHジペプチド

脳内の炎症を起こすミクログリアの活性化に対して抑制をしてくれる作用があるのがLHジペプチドと言われています。

ジペプチドとはアミノ酸がふたつ結合したもので、食事などから摂取できます。

LHジペプチドは納豆や酒粕などの特定の発酵食品に多く含まれるので、これらの食品も積極的に摂取していきましょう。


◆まとめ

日常で疲労を感じる方は過半数を超えており、現代人がかなり疲れていることが分かります。最近では子供でも疲労を感じているケースが増え、老若男女とわずとなってきています。

疲労感を放置するのではなく、適切な対処をして生活を元気でハリのあるものにしていきましょう!

小さな症状から大きな疲労感でもはり灸治療は対応できますので、気軽にご相談してください。

 

2024.01.17 はり灸で頭痛は緩和できる!慢性的な痛みでお悩みの方へ

徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院

はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。

仕事が忙しいとき、天気が悪いとき、慢性的にと、頭痛に悩まれている方は多くいると思います。

どんな人が頭痛になりやすいのか、どうすれば頭痛が緩和するのか、はり灸は頭痛に有効なのかなど解説させて頂きます。

 


目次

  1. 頭痛の種類
  2. 頭痛になりやすい人の特徴
  3. 頭痛を緩和するには?
  4. こんな頭痛は要注意!!
  5. まとめ


◆頭痛の種類

頭痛といってもその症状に応じて、いくつかの種類があります。

今回は慢性的に頭痛を感じている方の内、多くを占める「片頭痛」と「緊張型頭痛」について取り上げさせていただきます。

■片頭痛

片頭痛は片側性の頭痛が長時間継続し、その多くが脈打つようなドクドクした拍動を感じることが特徴です。

痛みはゆれや振動などで悪化し、光や音に過敏に反応するようになり、症状が強い場合は吐くこともあります。

頭の横から後ろにかけてや首、肩、顎周辺の筋肉が硬くなったり、圧痛を感じることが多く、それが原因で神経の乱れを起こしてしまいます。

この神経の乱れにより、あらゆる刺激に対して脳(神経)が過剰に反応してしまうことで頭痛につながると考えられます。

 

■緊張型頭痛

緊張型頭痛は両側性の頭痛が30分程度から長時間持続し、締めつけられるような圧迫感を感じるのが特徴です。筋緊張が強く、慢性的な肩こり、首こりを感じている人が多いです。

この頭痛では 頭や首肩の筋緊張が強く血流が悪い状態になっています。

この様な状態になると、いつも痛みを抑制する脳の働きが低下し、発痛物質である「プロスタグランジン」などが分泌され頭痛の原因になります。

 



◆頭痛になりやすい人の特徴

Wine, Bottle Of Wine, Red Wine, Cup, Alcohol, Glass

片頭痛や緊張型頭痛にはそれぞれの特徴や頭痛を誘発してしまう物があるので、チェックして対策していきましょう。

■片頭痛の場合

20代から40代の女性で生理前から生理中にかけて痛みが発症するケースが多く、女性ホルモンの変動により影響を受けると考えられます。

男性でもストレスなどが引き金で発症することがあります。

さらにタバコやアルコールの習慣、ポリフェノールを多くふくむ食事などは血管の収縮・拡張を起こすので、頭痛を促す可能性があります。

 

■緊張型頭痛の場合

デスクワークなど長時間おなじ姿勢が続く仕事や、精神的に緊張感の続く仕事により、筋肉の緊張が強くなることで発症します。集中力が高く、息抜きが苦手な人は注意しましょう。

 



◆頭痛を緩和するには?

■はり灸治療で緩和

・片頭痛の場合は過剰に興奮してしまった神経を抑制し、正常な反応へ導いてあげることが大切になります。

はり灸治療では頭部への治療をメインとし副交感神経(リラックス状態)を優位にすることが得意なので、過剰な神経の反応を抑制することが期待できます。

 

・緊張型頭痛の場合は過度に緊張した筋肉による血流阻害が原因となっているので、筋緊張の緩和が主な改善策となります。

はり灸治療では頭部~首肩周りの過度に緊張した筋肉への局所治療や、全身の循環改善を目的とした遠隔治療により、血流状態を改善して頭痛の緩和をしていきます。

■生活習慣で緩和

慢性的に頭痛がある人は、日常生活で頭痛を発症させる出来事をできるだけ避けるようにしましょう。

食事面ではポリフェノールを含んだ物やチョコ、柑橘類は頭痛のきっかけとなるので取りすぎには注意しましょう。

神経が高ぶっている時は刺激となることを避けたいので、カラオケなどの大きな音のする環境や、喫煙スペースなどの臭い刺激の強い環境、さらにエレベーターなどの急激な気圧の変化が生じる環境も控えましょう。

普段の生活でストレスを溜め込みやすい人は適度な運動や、自然に触れストレスを溜め込まないことも頭痛改善のコツですので、できることからやってみましょう!!

 



◆こんな頭痛は要注意!!

黒と黄色のポイズンサイン

頭痛の中には命に関わる要注意な頭痛(危険な疾患の二次的な頭痛)があるので、当てはまる方はまず病院を受診して下さい!!

■くも膜下出血

脳にできてしまった動脈瘤という血管のふくらみが破裂して、くも膜下というところに血が溜まってしまうことで発症する危険な疾患です。

頭痛の特徴としては後頭部をバットで殴られたような激しい痛みが襲い、その後吐き気やめまいを伴います。

■脳出血

脳の血管が破れることで、急な頭痛や麻痺、呂律が回らないなどの症状が出るので、急にしゃべりにくくなったなどで発症に気がつく方も少なくありません。

■脳腫瘍

脳にできた腫瘍が大きくなるにつれ症状がでてきます。発症の部位によって、頭痛、吐き気、手足の麻痺や言語障害、ふらつきなどの症状がでます。

 


◆まとめ

今回の記事では頭痛の中でも多くを占める、片頭痛や緊張型頭痛について紹介させていただきました。

それぞれの特徴を理解して、少しでも頭痛の頻度、程度の軽減になれば幸いです。

はり灸治療ではこの他にも「群発頭痛」「後頭神経痛」「三叉神経痛」といった強い痛みや、鋭い痛みに関してもアプローチできますので、気になる方は一度ご相談ください!!


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