2022.10.11 患者様の声「38歳の方から妊娠報告いただきました」
患者様からの妊娠報告頂きましたのでご紹介します
良かったら2枚目の写真のアンケートも妊活の参考になると思いますのでご覧くださいね
38歳の方です。
この方は、なかなか胚盤胞が取れずにお困りでした!
当院では、鍼灸とあわせてショウキT-1を続けていただきました!
そして見事にご妊娠いただけました。
当院では、さまざまなタイミングに合わせて鍼灸をさせていただいております。
また、ショウキT-1は当院の患者様の場合は、かなりお得な価格で続けやすいと思います。
胚盤胞がなかなか採れずにお悩みの方は一度ご相談ください。
当院の鍼灸では体外受精やタイミング療法、人工授精の状況に合わせて鍼灸をすることで10〜15%の妊娠率が向上します。
根本的に着床不全の検査などをしていない場合は、確率が下がってしまうこともあるので、そのアドバイスもさせて頂いています。
妊活ことでお悩みの方は是非当院にご連絡下さいね。
当院でカウンセリング・妊活鍼灸を受けてみたい方は是非ご連絡お待ちしております。初めての方のお問い合わせやご質問は、LINEからも可能です。
LINE登録はこちら↓

2022.10.04 逆子(骨盤位)の鍼灸治療について
当院では逆子でお悩みの方も多くお越しいただいております。
逆子には鍼灸治療が有効な場合があり、産婦人科の先生からも依頼があり施術させていただくことも少なくありません。
そこで今回は、当院で行っている逆子治療について少し書かせていただきます。
【逆子について(骨盤位)】
通常、お母さんのお腹の中で赤ちゃんは頭が下方にあるのが通常ですが、逆子になると頭が上方になり下方に赤ちゃんの骨盤がある状態になります。
この骨盤位の状態を「逆子」と呼んでいます。
逆子(骨盤位)の原因については、大部分は原因不明と言われています。
東洋医学的には、主に下半身の冷えなど様々な原因があると考えられています。
【骨盤位(逆子)治療について】
骨盤位(逆子)治療する時期に、最も有効な期間は28週~32週です。赤ん坊は大きくなりはじめると子宮の中でくるくる回っています。28週以下の場合は自然に逆子が治ることも多いので当院では、逆子治療は行わないようにしています。
当院に逆子でご相談を受ける時期は32週を過ぎてからも多く寄せられています。
32週が過ぎてからも施術自体は可能で逆子が改善するケースも多くありますが、確率は低下していまいますので、28週を過ぎて逆子と診断されたらお早めにご相談いただくことをお勧めいたします。
実際の逆子の鍼灸治療どのようなものなのかというと、
主には、足の小指にある「至 陰」と足首にある「三陰交」というツボにお灸を40週までし続けていきます。
また、場合によっては鍼治療も加えながら行っていくことが多いです。
逆子の鍼灸治療は非常に優しい鍼とお灸ですので痛みや不快感を感じることはほとんどなく皆様リラックスして受けていただいております。
冷えが解消され子宮が柔軟になりますので逆子の改善する確率はぐっと高くなります。
逆子治療開始直後より、赤ちゃんの胎動が感じられ、その場で回転することも稀にあります。2〜3回の治療で約60%の逆子が回転しますが、5回治療しても改善が見られない場合は、その後の施術内容を変更して行っていくことも稀にあります。
逆子治療でもっとも大切なのは通院頻度・間隔です。なるべく3日に1回程度で詰めてお越しいただくことをお勧めしています。
また、ご自宅でセルフ灸、逆子体操を行っていただく場合もあります。
逆子鍼灸の最大のメリットは成功すれば、帝王切開を回避できるということです。
当院では、妊活でお越しの方も多くいらっしゃいます。
妊活を卒業した方に、必ずお伝えしているのは下半身の冷えを防ぎ逆子を予防して、安産に導くために月に1回程度の温灸や鍼治療をお勧めしています。
人生でも貴重な思い出となる出産を迎えるにあたって是非マタニティ鍼灸を取り入れて逆子の予防・改善につなげてみるのもよいかと思います。
2022.09.26 体調不良とビタミンB群の関係性!?
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
最近、疲れやすかったり、日中の眠気、イライラするなど体の不調はありませんか?以下のチェック項目で確認してみて下さい!
□疲れやすい
□寝ても疲れが取れない
□日中眠くなる
□集中力が続かない
□イライラする
□肩こりが治らない
□口内炎、口角炎によくなる
□風邪を引きやすい
□下肢がしびれる
このような症状はビタミンB群の不足によるものかもしれません。
【ビタミンB群とは?】
ビタミンB群とはビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB12、葉酸などを指し、それぞれに特徴があります。
ビタミンB1:糖質をエネルギーへ変換する際に消費されるので、糖の過剰摂取には注意しましょう。
ビタミンB2:脂質の代謝に関わる栄養素で、爪、髪、皮膚などの細胞の再生にも関与しています。
ビタミンB6:アミノ酸の再合成を補助する為、タンパク質を摂取する時は一緒に摂るようにしましょう。
ナイアシン:脂質、糖質、タンパク質の分解や、エネルギーを生成の補助、アルコールの代謝などに関与しています。アルコールの過剰摂取はナイアシン不足の原因となるので注意しましょう。
パントテン酸:エネルギー産生や糖質、脂質の代謝、さらにホルモンや抗体の産生など様々な事に関与しています。
ビオチン:代謝に関する酵素を補助したり、皮膚や爪、髪の健康に関与しているので不足による皮膚炎には注意しましょう。
ビタミンB12:不足により発育障害や、神経の損傷、巨赤芽球性貧血になるリスクがあります。植物性食品にはビタミンB12が含まれないので採食が多い人は不足に注意しましょう。
葉酸:ビタミンB12と共に赤血球の生産を助け、さらに細胞の分裂や成熟に関与する為、妊婦さんには必要不可欠な栄養素となります。
【なぜビタミンB不足で不調になるの?】
例えば疲れやすさでいうと、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する役割があり、不足するとエネルギー産生がうまくいかず、乳酸が溜まりやすくなり、疲れやすさの原因になります。さらにビタミンB1、B6、B12などは神経系にも影響を与え、神経障害の原因にも成り得ます。
その他にも、イライラを抑える(神経の興奮を抑制する)作用のあるGABAにはビタミンB6が、サーカディアンリズム(体内の24時間のリズム)を調整するメラトニンの合成に必要なセロトニンには葉酸が合成に必要になります。
【なぜ不足するの?】
ビタミンB群は水溶性ビタミンといって大量に摂取しても尿中から排出されます。ですから毎日こつこつ食事から取る必要があります。さらにビタミンB群はそれぞれが助け合い効果を発揮するので、どれかが不足すると他のビタミンもうまく効果を発揮できません。さらに糖質を大量に摂取する人は糖をエネルギーに変換する過程で大量のビタミンBを消費してしまうので不足の原因になってしまいます。
【どうやって摂取したらいいの?】
~ビタミンB群の多く含まれる食材~
ビタミンB1:豚ひれ、うなぎ、玄米ごはん
ビタミンB2:豚レバー、うなぎ、納豆
ビタミンB6:マグロ、牛レバー、さんま
ナイアシン:鰹、豚レバー、ピーナッツ
パントテン酸:レバー、納豆、鮭
ビオチン:きのこ類、鶏レバー、ピーナッツ
ビタミンB12:牛レバー、あさり
葉酸:鶏レバー、菜の花、枝豆
上記のような食材を日頃からバランスよく食べることを意識しましょう。
【自分に不足しているビタミンって何!?】
自分にはどのビタミンが不足しているか分からないという方へ、当院では栄養検査を検査機関と連携して行っていますので、一度検査して自分の栄養状態を把握してみるのも良いと思います。
2022.09.02 その股関節の痛み変形性股関節症かも!?
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
今回は股関節の痛みの原因で多くを占める、変形性股関節症について書かせて頂きます。
【変形性股関節症ってなに?】
変形性股関節症は股関節にある軟骨(クッションの役割)が変形や、摩擦によって関節に炎症を起こす事により痛みや関節可動域制限が起きる疾患です。主には加齢による関節の変形を原因に発症しますが、子供のころに股関節の発育不全や、過去に外傷による股関節の脱臼、亜脱臼があると発症のリスクは高くなります。女性は股関節の発育不全が男性よりも多く、必然的にこの疾患も女性の割合が高くなります。
変形性股関節症はレントゲンにて診断するので、立ち上がりや歩き始めに股関節の痛みがあれば一度病院で診察してもらいましょう。
【変形性股関節症の治療って?】
変形性股関節症に対して当院では鍼灸治療や、運動指導などをメインに痛みの緩和に努めていますので、具体的にご紹介していきます。
・鍼灸治療―鍼灸治療では炎症部位周辺への刺鍼を行い、循環改善と共に炎症を鎮静する事を目的に治療を行っていきます。さらに股関節の痛みにより代償的に使用した筋肉の筋緊張を緩和する事で、筋原性の痛みや、可動域制限の改善を図ります。
・運動指導―鍼灸治療では変形した関節自体を修復することはできないので、関節に負担をかけないように周辺の筋力トレーニングを行います。主に鍛えていくのは大腿四頭筋という太ももの前面の筋肉、お尻の大殿筋、中殿筋の筋力強化を目的とします。これらの筋力トレーニングは自身でも簡単に出来る内容なので、お家でのリハビリにも活用する事が出来ます。
【筋力トレーニングの必要性!!】
股関節の形成不全や外傷による脱臼、亜脱臼を経験している人は、今後年齢を重ねていくに連れて痛みの再発が考えらえれます。年齢とともに関節の変形は全ての人に訪れる現象ですが、関節形成不全や脱臼、亜脱臼を繰り返している人は他の人に比べて関節への影響が大きいと言えます。ですので、出来るだけ関節に負担を与えないように股関節周りの筋力をつけておくことが大切になります。
【気軽にご相談下さい】
変形性股関節症では痛みの原因にも関節の滑膜の炎症や、軟骨の破壊、硬化によるもの、周囲の筋肉の疲労からくるものと様々あります。さらに変形性股関節症の原因となる疾患も股関節の発育不全からくるもの、外傷による脱臼、骨折、すべり症などからくるもの、年齢による変形からくるのもなどがあります。自身の症状が当てはまらなくても股関節に違和感を感じたら一度ご相談下さい。
2022.07.25 男性の生活習慣の見直しが妊娠率や出産率に与える影響について
妊活相談をするなかで男性の生活習慣についてよくご質問を頂きます。
私は相談の際に、男性の生活習慣について良くないことをお伝えしています。
男性の生活習慣の見直しが妊娠率や出産率に影響することをお伝えしております。
以下の内容は、男性の生活習慣の中で精巣温度が上昇すると精子の形成に影響することの研究結果です。
ご参照ください。
男性の精巣温度上昇に要注意!
———————————————————————–
精子がつくられるプロセスは、温度の影響を敏感に受け、34℃では精子が正常につくられる一方、37~38℃になると精子がうまくつくられなくなることが、
マウスの精巣の体外培養による研究結果が報告されています(1)。
これからの季節、お子さんを望まれる男性は、精巣の温度上昇に注意する必要があります。
例えば、男性のデスクワークは精子DNA断片化率の上昇を招く可能性があるという研究報告(2)がなされています。
研究では、デスクワークが多い男性を対象に、週あたりのデスクワークの時間を調査し、デスクワークに従事する時間が勤務時間の半分以上(17.5時間以上)の男性(152名)と半分未満の男性(102名)にわけ、
精液検査や精子DNA断片化率件検査の結果を比較しています。
その結果、デスクワーク時間と精液検査結果とは関連しなかった一方で、精子DNA断片化率とは有意に関連したのこと。
精子DNA断片化率というのは、精液中の損傷しているDNAをもった精子の割合のことで、精子の質の目安になります。
つまり、デスクワークが長くなると、精子の数や運動率ではなく、精子の質に影響するというわけです。
精子の質が低下、すなわち、精子DNA断片化率が23%以上になると、自然妊娠や人工授精による妊娠が難しくなり、体外受精や顕微授精の成績も悪くなり、流産率が高くなることが知られています。
また、下着の種類が精巣温度を介して精子の質に影響を及ぼすという研究報告もなされています。
ゆったりしたタイプの下着をつける男性は、肌にフィットしたタイプをつける男性に比べて精子の数が多いというもの。
ハーバード大学の研究者らは、マサチューセッツ総合病院で不妊治療を受けている女性の男性パートナーを対象に下着のタイプと精液所見の関係を調べています(3)。
656名の男性に過去3ヶ月間、主にはいていた下着のタイプと精子数の関係を調べたところ、普段からゆったりしたタイプの下着をはいていた男性は
それ以外のタイプの下着をはいていた男性に比べて、精子濃度が25%も高かったとのこと。
また、サウナも要注意です。
サウナ浴は精子をつくる働きを低下させるというもの。
イタリアのパドヴァ大学の研究チームは、正常な精子の10名の男性を対象に、3か月間にわたって、週に2回、80~90℃のサウナに15分入ってもらい、
試験開始時と3か月間のサウナ入浴期間後、そして、サウナ入浴期間終了3ヶ月後と6か月後に、精液検査と血液検査を実施し、サウナ入浴が精子をつくる働きに及ぼす影響を調べています(4)。
その結果、3ヶ月のサウナ入浴期間後、精子濃度や精子運動率が著しく低下したとのこと。
さらに、ノートPC。
長時間、ノートPC膝の上にのせて使用すると精子の質を低下させるおそれのあるというもの。
アメリカのニューヨーク州立大学の泌尿器科の研究チームは、29名の健康な男性を対象に、ノートPCで60分間使用してもらい、左右の精巣の温度変化を測定しました(5)。
その結果、ひざを閉じて座り、ノートパソコンをひざの上に置いて使用した場合、11分後には、左精巣温度は0.96~2.31℃、右精巣温度は0.91~2.56℃、それぞれ上昇したとのこと。
男性の精巣の温度は体温に比べて、1-2℃低い、32から35℃の間が適しているとされています。
なぜなら、高温下で精子形成に関与する遺伝子発現レベルが落ち、精子をつくるのに障害が起こってしまうからです。
そのため、男性の陰嚢(睾丸)は身体の外にぶらさがる格好になっているのです。
もしも、長時間のデスクワークやサウナ、身体にフィットする下着、膝上でのPC操作、さらには、肥満の男性は、股間に熱がこもることで、
精巣の温度が上昇し、精子の質が低下してしまうおそれがあるというわけです。
特に、コロナ感染拡大以降、テレワークが一般的になり、男性のデスクワークが長時間化する傾向が強くなっています。
そのため、デスクワークが多い男性は要注意です。
イタリアの研究(6)では、長時間座って仕事をしている時でも、コーヒーブレイクの時は温度が急降下していることから、体制を変えたり、
休憩時には歩き回ることで精巣を冷やせることがわかっています。
また、サウナ浴の影響もサウナ浴をやめれば、影響もなくなることがわかっています。
要するに、ちょっとした注意で、影響は避けられるということです。
これからの季節、精巣温度の上昇に要注意!です。
その他、精子力アップのために注意することをまとめたのでご参考ください。
◎文献
1)Commun Biol. 2022; 26: 504
2)Folia Histochem. Cytobiol. 2019; 57: 15
3)Hum Reprod. 2018; 33: 1749.
4)Hum Reprod. 2018; 28: 877.
5)Ferti Steril 2011; 95: 647
6)Hum Reprod. 2015; 30: 1006
最新の投稿
- 2023.12.06はり灸で癒す! 眼精疲労から解放される方法
- 2023.11.09胃腸の不調に効果的な「はり灸治療」とは?
- 2023.11.08患者様の声「41歳 鍼灸はじめて人工授精でご妊娠」
- 2023.11.06スーパーライザーの不妊治療へ応用と効果について
- 2023.11.01患者様の声「鍼灸はじめて1回目の胚移植でご妊娠」
カテゴリー
- お知らせ (138)
- 鍼灸治療 (67)
- 不妊治療 (61)
- 不妊鍼灸 (51)
- 妊活 (43)
- 自律神経の不調 (33)
- YNSA (28)
- 患者様の声 (21)
- 食育、栄養 (14)
- AGE(最終糖化産物)について (12)
- 美容 (11)
- ニュースレター (10)
- ヨガ (10)
- 理学療法士のリハビリテーション (10)
- 美容鍼・エステ (10)
- 更年期障害の鍼灸治療 (9)
- ダイエット (9)
- マッサージ (6)
- パーソナルトレーニング (4)
- 遠絡療法 (3)
- 男性不妊 (1)
月別アーカイブ