徳島 鍼灸・不妊・美容の専門治療院|はり灸・整体・トレーニング Sora

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2022.12.28 PMSって改善するの?

徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
今回は月経前症候群(PMS)について知識を深め、症状の軽減や上手な付き合い方を学んでいきましょう。


 

○PMSとは?

女性周期の内、月経前3日~10日に起こる様々な精神的または身体的不調が、月経と共に軽減または消失するものを月経前症候群(PMS)と呼びます。

 


 

○PMSになる原因は?

PMSのメカニズムは、はっきりとは解明されていませんが、排卵後から月経までの黄体期に女性ホルモンが急激に変動する事で起こるとされています。

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ただホルモン値の変動が大きい人ほど症状が強く出るわけでは無く、ストレスの有無が大きく関係してくるようです。

 


 

○PMSの症状

□精神的症状
イライラ・情緒不安定・抑うつ感・不安感・集中力の低下など
□自律神経症状
不眠・食欲不振・過食・のぼせ・めまい・倦怠感など
□身体的症状
肩こり・腰痛・頭痛・腹痛・お腹の張り感・乳房の張り感・むくみなど

 


 

○PMSとストレスの関係性!?

PMSの症状は人によって差があり、中でも精神面の症状が強く社会生活、家庭内で支障をきたすものをPMDD(月経前不快気分症候群)と呼びます。こういったPMSの重症例においてはストレスとの関わり方が大きく影響しているようです。
ストレスと対峙した時それを良い方向へ考え直したり、プラスになる事を模索するなど、一般的にポジティブな考えの人がPMS軽症者に比べてPMDDの人には少ない傾向があります。

もともとの性格によりPMSの症状に差が出る事が分かりましたが、これはネガティブな人はどうしようもないと言うわけでは無く、ストレスに対峙した時に適切な対処を出来るかどうかで差が出ているので、「嫌な出来事が起きる→良い方向へ考え直す・プラスになる事を模索する」とうい思考パターンを意識してストレス軽減に努め、症状の緩和を目指しましょう。

 


 

○PMSとはり灸

PMSの症状にはり灸治療がどのように有効なのかご説明していきます。

□精神的症状・自律神経症状
精神的症状でイライラや怒りっぽくなる人は交感神経が強く、緊張が持続している状態、抑うつ感や集中力が低下している人は脳の一部の神経伝達物質の作用が弱まっている状態と言えます。自律神経症状に関しても交感神経と副交感神経のバランスの乱れが原因と言えます。
これらは通常、脳の働きにより正常に保たれていますが、脳も栄養源となる血液が不足すると働きに乱れが生じます。はり灸治療では首肩の緊張を緩和する事で、脳へ栄養血管である椎骨動脈の循環を改善し脳血流量の改善を図ります。さらに頭部へのはり治療は自律神経を整える効果があります。
 
□身体的症状
頭痛や腰痛、腹痛などの痛みに関しては局所の血流改善をする事により、発痛物質を抑制する事が出来ます。張り感やむくみに関しては循環状態が悪く、不要な水分などが滞っている状態なので、身体全体の循環状態の改善が大切になります。
はり灸治療では、局所や手足などのポイントを使って狙った場所の循環状態を改善を行っていきます。PMSでは人により症状も異なってくるので、その人に合った治療が必要になってきます。

 


 

○最後に

PMSは多くの女性が抱える問題です。はっきりとした原因は分かっていませんが、症状に対する対処法はいくつかあるので病院などに一度相談するのも良いと思います。一人で抱え込むのはストレスを溜め、症状の悪化に繋がる危険があるので無理をせず、周囲に症状を伝え理解してもらいましょう。
もちろん治療院へのご相談もいつでもお待ちしております。

2022.12.15 季節の変わり目こそ自律神経を整えよう!!

徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
皆さんは季節の変わり目によく体調を崩したりしませんか?季節の変わり目の不調は自律神経の乱れによるものかもしれません!

白い陶器のマグカップを持つ人


 

○なぜ季節の変わり目に体調を崩してしまうの?

季節の変わり目は温度や生活面において環境の変化が大きくなります。
:生活面で4月は学校や会社での変化が大きい。
:気温が高くなり、冷房での室内外の温度変化が大きい。
:台風のシーズンとなり低気圧の影響がでる。
:気温が低くなり、暖房での室内外の温度変化が大きい。
このような季節の変わり目に起こる変化に対して、身体は順応する為に自律神経を働かせその環境に合わせようとします。この環境の変化(ストレス)が大きくなればなるほど自律神経への負担は大きくなり、体調を崩す原因となります。

 

○そもそも自律神経ってなに?

自律神経とは交感神経と副交感神経からなる、身体を自動的に調節してくれる神経の事を指します。

交感神経の働き

・心臓の働きを促進(血管の収縮、血圧上昇、心拍速く)
・腸の働きを抑制
・瞳孔の拡大
・排便、排尿の抑制(膀胱を緩め、出口(括約筋)を絞める)
・気管支の拡張
・暑い時に発汗を促す
・寒い時に震える(骨格筋の収縮)
 

副交感神経の働き

・心臓の働きを抑制(血管の拡張、血圧低下、心拍ゆっくり)
・腸の働きを亢進
・瞳孔の収縮
・排便、排尿を促進(膀胱を収縮させ、出口(確約筋)を緩める)
・気管支の収縮
自律神経とはこのように交感神経と副交感神経が互いに拮抗するような形で身体のバランスをとってくれています。皆さんが無意識下でしている呼吸や発汗の調整、さらに内臓の働きなどに関してもこの自律神経が基本的には勝手にコントロールしてくれています。

 

○自律神経が乱れるとどうなる?

Free photos of People

まず自律神経が乱れるとはどのような状況かというと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、どちらかの作用が強くなりすぎることを指します。ほとんどの場合ストレス過多による交感神経の亢進が原因で起こります。交感神経が過度になると、動悸や息切れ、過度の発汗、筋緊張の亢進(肩こり、頭痛)が起こります。さらに副交感神経への切り替わりがうまくできないと、不眠や疲労が取れないなどの症状もでてきます。
自律神経はストレスに弱い為、出来るだけストレスを溜め込まないように心がけることが大切になります。ストレスと聞くと精神的なものをよく思い浮かべますが、身体にとってのストレスとは気温の変化や、環境の変化(引っ越しや、転職)、もちろん職場や家庭でのイライラする出来事など、良い事、悪い事、関係なく身体に起こる変化はストレスとして受け入れます。多少のストレスは人間にとって必要な要素ではありますが、過度のストレスがかかると身体はそれに対抗する為に戦闘態勢を取りストレスに抗います。この戦闘態勢とは交感神経が優位になり身体が緊張した状態といえます。もちろんこの状態が長く続くと身体は疲弊し、抵抗力も低下してしまい不調が治らない状態へと陥ってしまいます。

 

○自律神経を正常に保つために!

では自律神経を正常に保ち、健康体で季節の変わり目を乗り越えるには何が大切になるのでしょうか!?

昼間に小道を歩く女性

 

生活習慣の見直し

朝一で日光を浴びる:人間は日光を浴びる事で一日のリズム(サーカディアンリズム)がスタートする為、夜正常な時間に眠る為にも大切な生活習慣です。
軽度の運動:週に2~3度の軽度な運動は身体の筋緊張をほぐし、循環改善をしてくれるので、同じ姿勢の続くデスクワークなどにはおススメです。
腸内環境を整える:発酵食品や食物繊維を積極的に摂取し腸内環境を整える事は、胃腸の働きをコントロールしている自律神経に負担をかけない事にも繋がります。逆にトランス脂肪酸などを多く摂取すると善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やすことに繋がるので注意しましょう。
自然に触れる:現代はPCやスマホが普及し、画面を長時間みる事での交感神経の昂りが問題となっています。週に1度でも自然に触れる事でリラックス状態へ身体を導くことは現代人にとって大切な習慣と言えます。

はり治療で整える

はり灸治療では首肩まわりの筋緊張を緩和する事で、自律神経の中枢である脳への血流量を改善し自律神経を正常な働きへと導きます。さらに当院ではYNSAと言う頭にはりを刺入する治療により自律神経の調整を図ります。
はり以外にも耳元を温める温灸器や、岩盤浴の様なじんわり温かい遠赤外線の機器(サンビーマー・サンマット)などを使用し総合的に副交感神経を優位にする施術を行い、昂った交感神経を抑制し自律神経を整えます。

 

○まとめ

今回は自律神経の不調に関して、気温や環境の変化に影響を受けやすい事を説明させて頂きました。季節の変わり目を健康で過ごすために日頃の自己管理、身体のメンテナンス(はり灸治療など)を欠かさないように努めていきましょう!!

2022.12.03 更年期障害を理解し改善する為に

徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
今回は更年期障害についてはり灸治療でアプローチできる事や対策についてご説明させて頂きます。Free photos of Desperate

~更年期障害とは~

更年期障害とは、女性の閉経前後5年くらいの更年期と言われる時期に起こる様々な不調に対して使われる言葉です。更年期は、卵巣機能の低下などの影響で女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減り身体に様々な変化が起こる「身体の転換期」でもあります。この時期に起こる加齢での身体的変化や、会社や家庭での環境の変化、その人のもともとの性格など、複雑な要因により起こるのが更年期障害と言われています。

~更年期障害の症状~

左側を見ている人の目

更年期障害には様々な症状があり以下の様な症状を訴える事が多いです。
上半身のほてりやのぼせ感があり、汗が止まらないなどの症状がでる更年期障害の代表的な症状であるホットフラッシュ。
めまい、動悸、胸苦しさ、冷え、倦怠感など自律神経様症状。
肩こり、頭痛、腰痛など身体的症状。
イライラ、不安感、意欲の低下などの精神的症状。
エストロゲン低下により起こるとされる手指の不調。

~エストロゲンってなに?~

上記でもエストロゲンの低下により更年期障害の諸症状は起こると説明していきましたが、エストロゲンとはそもそもどのようなものでしょう。
エストロゲンは女性ホルモンと言われ、成長と共に分泌量が増え20代をピークに性成熟期を迎えます。その後閉経を機に急激にホルモンの分泌が減少していきます。
エストロゲンは生殖器官の発育、維持をする働きや、女性らしい体形作り、妊娠に向けては子宮内膜を厚くするホルモンです。エストロゲンはこの他に炎症を抑える作用があり、手指関節や脳血管の炎症を抑制しています。更年期になり手指の腫れや痛みが出やすいのはエストロゲンの抗炎症作用が低下する為と考えられます。手指の腫れや痛みは放置すると手のこわばりや、変形を起こしてしますので早急に対処することが大切です。ちなみに出産後もエストロゲンが一時的に減少するので、子育てと相まって腱鞘炎を起こしやすくなっています。更年期に物忘れが増えるのも脳の炎症が原因とも言われています。

~更年期障害とはり灸治療~

はり灸治療が更年期障害に対してどのように効果を発揮できるのかを実際の1症例と共にご説明させて頂きます。
53歳女性 仙骨周囲の痛みと気分が落ち込みやすい事で来院。
治療内容:2週間に一度のペースで来院され、うつ伏せで仙骨周囲と首肩へのはり治療後、仰向けで頭部へのはり治療と温灸器にて耳周囲への温熱治療を行いました。治療後は仙骨周囲の痛みは軽減し、気分の落ち込みやすさについても回数ごとに感情をコントロールできるようになってまいりました。
治療解説:この患者さんの訴えは仙骨周囲の痛みが強く、それがずっと解消しない事で不安感が強くなり情緒が不安定になってしまい、時には動悸なども起きることや年齢の面から更年期障害ではないかと悩んでおられました。仙骨周囲の痛みに関しては病院にて仙腸関節の狭小化(関節の隙間が狭くなる事)によるものと診断されており、局所の血流改善と仙腸関節のストレッチなどにより痛みは改善されました。気分の落ち込みやすさについても、痛みが改善されることにより多少の改善はみられましたが、それに加えて頭部へのはりと耳周囲への温熱治療を行う事で脳血流を改善し、自律神経を整える事でさらに気分の不安定さが改善されました。
補足:更年期障害の主な原因と言われるエストロゲンの低下に関しては、はり灸治療でホルモン値を増やす事は不可能ですが、エストロゲンを産生する卵巣に対して血流改善を行い卵巣機能を改善してあげる事は可能です。さらに更年期障害はエストロゲンの要因以外にも複合的な要因により起こると考えられ、その部分に関してはり灸治療が有効な場面も多くあり、症状の改善の手助けをする事が出来ます。

~最後に~

更年期障害は少しのぼせやすいくらいの症状から汗が止まらない、イライラして情緒が不安定になるなど人によって程度も異なります。症状の重い人にとっては、病院にてホルモン補充やその他の治療で軽減するケースも多く耳にします。症状が気になる人はまず病院で相談し、自身の状態を把握する事も大切です。
もちろんはり灸治療にて改善できること、症状についての相談も気軽にご連絡お待ちしております。
 

2022.11.22 不妊治療における先進医療について

不妊治療が保険適用となってから、先進医療として加入している生命保険で給付金がもらえる場合があります。
8月から先進医療の枠が増えておりますので、ご加入されている保険会社に保険内容の確認をしてもらうとよいかもしれませんね。

以下先進医療です。(R4年8月時点)

◎PICSI ⇒  ヒアルロン酸を含有する培地を用いて、成熟精子の選択を行う技術。

◎タイムラプス ⇒  培養器に内蔵されたカメラによって、胚培養中の胚を一定間隔で自動撮影し、 培養器から取り出すことなく、正確な胚の評価が可能となる技術。

◎子宮内細菌叢検査 (EMMA/ALICE) ⇒  子宮内の細菌叢が、正常であるのか、異常であるのか、またその菌の種類の 組成を判断する検査。

◎SEET法 ⇒ 胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入し、受精卵の着床に適した環境を作り 出す技術。

◎子宮内膜受容能検査 (ERA) ⇒ 子宮内膜を採取し、次世代シークエンサーを用いて遺伝子の発現を解析し、 内膜組織が着床に適した状態であるのかを評価する検査。

◎子宮内膜スクラッチ ⇒ 胚移植を行う予定の前周期に子宮内膜のスクラッチ(局所内膜損傷を与え る)を行い、翌周期に胚移植を行う技術。

◎IMSI ⇒ 強拡大の顕微鏡を用いて、成熟精子の選択を行う技術。

◎子宮内フローラ検査 ⇒ 子宮内の細菌叢が、正常であるのか、異常であるのか、またその菌の種類の 組成を判断する検査。

◎子宮内膜受容期検査 (ERPeak) ⇒ 子宮内膜を採取し、RT-qPCRを用いて遺伝子の発現を解析し、内膜組織が 着床に適した状態であるのかを評価する検査。

◎二段階胚移植法 ⇒ 先行して初期胚を移植し、後日、継続培養を行った別の胚盤胞を移植する技 術。

◎反復着床不全に対する 投薬(タクロリムス) ⇒ 反復着床不全に対して、免疫抑制剤(タクロリムス)の投与を行う技術。

2022.10.11 患者様の声「43歳の方から妊娠報告いただきました」

患者様からの妊娠報告頂きましたのでご紹介します。

良かったら2枚目の写真のアンケートも妊活の参考になると思いますのでご覧くださいね。

43歳の方です。

この方は、移植を控えられたタイミングで当院にお越しくださいました。

年齢のこともありできるだけのことはされたいということから鍼灸にお越しくださいました。

当院では、食事や栄養に関してもアドバイスさせて頂いております。

妊娠しやすい食事や血流排卵障害を改善するための食生活についてお話しさせていただき、鍼灸も頑張って続けていただきました。

そして無事1回の胚移植でご妊娠いただけました。

当院では、さまざまなタイミングに合わせて鍼灸をさせていただいております。

当院の鍼灸では体外受精やタイミング療法、人工授精の状況に合わせて鍼灸をすることで10〜15%の妊娠率が向上します。
根本的に着床不全の検査などをしていない場合は、確率が下がってしまうこともあるので、そのアドバイスもさせて頂いています。

妊活ことでお悩みの方は是非当院にご連絡下さいね

当院でカウンセリング・妊活鍼灸を受けてみたい方は是非ご連絡お待ちしております。初めての方のお問い合わせやご質問は、LINEからも可能です。

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