徳島 鍼灸・不妊・美容の専門治療院|はり灸・整体・トレーニング Sora

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2026.08.31 夏の疲れが9月に出るのはなぜ?だるさ・食欲低下・睡眠の乱れと鍼灸

夏の疲れが9月に出る理由と、だるさ・食欲低下・睡眠の乱れと鍼灸について解説

「夏が終わりに近づいているのに疲れが取れない」「朝から身体がだるい」「食欲が戻らない」「最近よく眠れていない気がする」。 8月末から9月にかけて、このような変化を感じる方もいるのではないでしょうか。

夏の終わりに疲れを感じていても、まずは夏の間に睡眠・食事・水分摂取・活動量などがどう変化したかを整理してみることが大切です。 原因になりそうなことが見えてくると、これから何を調整すればよいのかも考えやすくなります。

9月は、暑さに合わせて変化していた生活を少しずつ戻していく時期でもあります。 セルフケアに加えて、睡眠の乱れや首肩こり、頭痛、身体の重さなどが続いている場合には、鍼灸も身体の調子を取り戻していくための選択肢の一つになります。

この記事でお伝えしたいこと

  • 夏の疲れには、睡眠・食事・水分・暑さ・活動量など複数の要因が関係します
  • 原因を整理すると、自分に必要な対策が見つけやすくなります
  • 9月は無理をせず、少しずつ普段の生活リズムへ戻していくことが大切です
  • 睡眠の悩みなどに対する鍼灸についても臨床研究が行われています
  • Soraでは鍼灸と理学療法士の視点を活かし、今困っている症状に合わせて施術を考えます

夏の疲れが9月に出るのはなぜ?まずは原因を整理しましょう

夏の疲れは、一つの病気を指す言葉ではありません。 また、「自律神経が乱れているから」と一つの原因だけで説明できるものでもありません。

夏の間に続いた暑さや睡眠の変化、食事量、水分摂取、冷房環境、活動量など、いくつかの小さな変化が重なって身体の重さや疲労感として現れている可能性があります。

反対に考えると、何が変化していたのかを一つずつ整理することで、9月から取り組めることも見つけやすくなります。

1.暑い夜が続き、睡眠が浅くなっている

疲労を考えるうえで、まず確認したいのが睡眠です。

暑い環境と睡眠について調べた2024年のシステマティックレビューでは、屋外・屋内の気温が高い環境は、全体として睡眠の質や睡眠時間の低下と関連することが報告されています。

「7時間寝ているから大丈夫」と思っていても、暑さで途中で目が覚める、寝つくまで時間がかかるといった状態が続けば、朝に疲れが残ることがあります。

睡眠は「時間」だけでなく「朝の感覚」もチェック

何時間寝たかだけでなく、寝つき、途中覚醒、起床時に身体が回復した感じがあるかも確認してみましょう。 まずは寝室の温度や湿度など、眠りやすい環境をつくることから始められます。

2.夏の間に食事量が少なくなっている

暑い時期は「食欲がないからそうめんだけ」「朝食を抜く」「冷たい飲み物だけで済ませる」といった食生活になりやすい方もいます。

こうした食事が続いていた方は、9月から少しずつ普段の食生活へ戻していくことを意識してみましょう。

一度にたくさん食べる必要はありません。 卵、魚、肉、豆腐などのたんぱく質源や野菜など、食べやすいものから少しずつ組み合わせていくことも一つの方法です。

3.暑い日が続き、水分が不足している

9月になっても徳島では暑さが残る日があります。 「もう秋だから」と油断せず、暑い日は引き続き水分補給を意識しましょう。

屋外で仕事をする方や運動する方だけでなく、室内でも高温多湿の環境では汗をかきます。 特に大量に汗をかく状況では、水分だけでなく塩分などの補給が必要になる場合もあります。

4.冷房環境と身体の使い方が影響している

暑い日に無理に冷房を我慢する必要はありません。 熱中症を防ぐためにも、冷房は適切に使用することが大切です。

一方で、冷房の効いた室内で長時間デスクワークをしていると、身体を動かす機会が少なくなり、首や肩のこわばりを感じる方もいます。

「冷房が悪い」と考えるのではなく、風の当たり方、姿勢、座っている時間、身体を動かす機会などを見直してみましょう。

5.夏の間に活動量が落ちている

猛暑の時期に散歩や運動、外出を控えるのは、熱中症を防ぐうえで必要なこともあります。 その結果、夏前より身体を動かす時間が少なくなっている方もいるでしょう。

9月になって少し動きやすくなってきたら、いきなり以前と同じ運動量へ戻すのではなく、短時間の散歩などから少しずつ身体を動かす習慣を取り戻していくのがおすすめです。

理学療法士の視点でも、「疲れているか」だけでなく、夏前と比べて歩く量や身体を動かす時間がどう変化したかは大切な確認ポイントになります。

夏の疲れが9月に出る主な要因と体調管理のポイント

夏の終わりにこんな変化はありませんか?

夏の疲れは、人によって現れ方が違います。 次のような変化がないか、一度チェックしてみましょう。

  • 朝起きたときに身体が重い
  • 以前より疲れが抜けにくい
  • 寝つきが悪い、途中で目が覚める
  • 食欲が落ちている
  • 首肩こりが強くなった
  • 頭痛を感じることが増えた
  • 身体を動かす機会が減った
  • 仕事中に集中しにくい

当てはまるものがあったとしても、すべてを一度に改善しようとする必要はありません。

「まず睡眠から」「身体を少し動かしてみよう」「首肩のつらさを何とかしたい」というように、今一番困っていることから整理していくことが大切です。

「自分の場合は何から整えればいい?」と思った方へ

疲れ、睡眠、首肩こり、頭痛などが重なっていると、自分ではどこから対策すればよいのか分かりにくいことがあります。

Soraでは、今一番困っていることと、その背景にありそうな要因を一緒に整理しながら、鍼灸をどのように取り入れるか考えていきます。

夏の疲れから調子を戻すために、鍼灸でできること

夏の終わりの疲れに対する鍼灸では、「夏バテ」という曖昧な状態を一括りにするのではなく、今実際に困っている症状を整理することが大切です。

例えば、睡眠の乱れ、首肩こり、頭痛、身体の緊張などがあれば、それぞれの状態を確認しながら施術を組み立てていきます。

睡眠の悩みに対する鍼灸も研究されています

不眠症に対する鍼灸については、複数のランダム化比較試験をまとめたシステマティックレビューやメタ解析が報告されています。

2026年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析でも、鍼灸を含む介入で主観的な睡眠評価などに改善がみられたと報告されています。

研究によって鍼の方法や治療頻度、比較対象が異なるため、すべての方に同じ結果が得られるとは言えませんが、睡眠に困っている方に対する鍼灸は、現在も研究が続けられている分野です。

鍼灸を上手に取り入れるために

鍼灸の研究結果だけを見るのではなく、「自分は何に困っているのか」「鍼灸では何を目的に施術するのか」を明確にすることが大切です。 Soraでは研究で分かっていることも参考にしながら、実際の症状や身体の状態を確認して施術を考えます。

首肩こり・頭痛・身体の緊張にも目を向けます

夏の疲れを感じている方の中には、「最近、首や肩もつらい」「頭痛が増えた」「身体に力が入っている感じがする」という方もいます。

そのような場合には、疲労感だけを見るのではなく、首肩周囲の筋緊張、関節の動き、姿勢、仕事中の身体の使い方なども確認します。

鍼灸では、現在つらさを感じている部位や関連する筋肉などを確認しながら刺激する場所を決めていきます。

はり灸Soraでは何を確認して施術するのか

徳島のはり灸Soraでは、「疲れているからこのツボ」という決まった施術を行うのではなく、現在の身体の状態から、今何を優先した方がよいのかを考えます。

鍼灸師として症状に合わせた施術を行うだけでなく、理学療法士として身体の動きや活動量も確認できることがSoraの特徴です。

夏の疲れに対するSoraの施術方針

① 今一番困っていることを確認します

「朝から身体が重い」「夜よく眠れない」「首肩こりがつらい」「頭痛が気になる」など、まず現在一番困っている症状を確認します。

症状が始まった時期や出やすい時間帯、休んだときに変化するのかなども確認し、施術の優先順位を考えます。

② 睡眠・食事・水分・活動量を整理します

寝つき、途中覚醒、起床時の回復感、食事量、水分摂取、夏前からの活動量の変化などを必要に応じて確認します。

「疲れている」という症状だけを見るのではなく、今の身体に負担をかけていそうなものと、これから改善できそうなものを一緒に整理します。

③ 首肩こり・頭痛などがあれば身体の動きも見ます

首肩こりや頭痛、腰痛などがある場合は、筋肉の緊張だけでなく、関節可動域、姿勢、仕事中の身体の使い方なども必要に応じて確認します。

理学療法士として身体の動きを評価することで、鍼灸をする場所だけでなく、日常生活でどこに負担がかかっているのかも考えていきます。

④ 今の状態に合わせて鍼灸を行います

毎回同じツボだけを使うのではなく、その日の症状や身体の反応を確認しながら、施術部位や刺激量を調整します。

首肩の緊張、頭痛、睡眠の悩みなど、今困っている症状に合わせて「何を目的に鍼灸をするのか」を明確にして施術します。

⑤ 少しずつ普段の生活へ戻していきます

夏の間に活動量が落ちていた方は、鍼灸を受けるだけではなく、身体の状態に合わせて少しずつ身体を動かすことも大切です。

必要に応じて、散歩や簡単な運動、姿勢、睡眠環境など、日常生活の中で取り入れやすい方法もお伝えします。

Soraが目指しているのは「調子を取り戻していくこと」

夏の疲れを一度の施術ですべて解決するという考え方ではありません。 鍼灸で現在のつらい症状にアプローチしながら、理学療法士の視点も活かし、「朝の身体が少し楽」「身体を動かしやすい」「普段の生活を送りやすい」など、その方にとって具体的な変化を目標に施術を考えます。

はり灸Soraの一般鍼灸については、 一般治療・鍼灸治療のページ でもご案内しています。

9月から少しずつ調子を戻すためのセルフケア

夏の疲れを感じていると、「運動しないと」「食事を改善しないと」「早く寝ないと」と全部頑張りたくなるかもしれません。

しかし、一度に生活を変える必要はありません。 今の身体でできそうなことを一つ選ぶところから始めてみましょう。

まずは眠りやすい環境をつくる

暦が秋になっても暑い日はあります。 「もう9月だから」と冷房を我慢せず、室温や湿度を確認しながら冷房や扇風機を適切に使いましょう。

朝起きたときに身体が少しでも楽になるように、まずは眠りやすい環境づくりから始めてみてください。

食事は「普段の食事へ少しずつ戻す」

食欲が落ちている場合、一度にたくさん食べる必要はありません。

麺類だけになっていた方は卵や豆腐を加えるなど、できるところから食事内容を戻していきましょう。 食欲が戻ってくれば、魚、肉、野菜なども無理のない範囲で組み合わせます。

9月も水分補給を続ける

残暑が続く日は、引き続き水分補給を意識しましょう。

特に屋外作業や運動などで大量に汗をかく場合は、水分だけでなく塩分などの補給が必要になることもあります。

身体を動かす時間を少しずつ増やす

夏の間に活動量が減っていた方は、涼しい時間帯に短時間歩くことから始めても構いません。

「30分運動しないと意味がない」と考える必要はありません。 まずは無理なく続けられる量から身体を動かす習慣を戻していきましょう。

9月は「頑張る」より「戻していく」

睡眠、食事、水分、身体活動を一度に完璧にする必要はありません。 夏の間に変化した生活を、一つずつ自分のペースで普段の状態へ戻していくことを意識してみてください。

疲れが強いときは医療機関への相談も大切です

ここまで紹介したセルフケアや鍼灸は、すべての疲労に適しているわけではありません。

疲労感や食欲低下の背景に、貧血、甲状腺疾患、感染症、睡眠障害などが隠れていることもあります。 身体からのサインを見逃さず、必要なときには医療機関で確認することも大切です。

次のような場合は医療機関への相談を優先してください

  • 強いだるさが続く、または悪化している
  • 発熱が続いている
  • 水分が十分にとれない
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 急な体重減少がある
  • 胸痛や息苦しさがある
  • 意識がもうろうとする
  • 突然の強い頭痛、麻痺、言葉が出にくいなどの症状がある

医療機関で確認することと、鍼灸を利用することはどちらか一方ではありません。 必要な検査や治療を受けながら、症状や身体の状態に応じて鍼灸を補完的に取り入れるという考え方もできます。

まとめ

夏の終わりに身体が重い、疲れが取れないと感じても、焦ってすべてを変える必要はありません。

まずは睡眠・食事・水分・活動量・首肩こりや頭痛など、夏の間に変化したことを整理するところから始めてみましょう。

9月は、暑さに合わせて変化していた生活を少しずつ普段の状態へ戻していくタイミングです。 眠りやすい環境をつくる、食事を少しずつ戻す、涼しい時間に身体を動かすなど、できることから始めて構いません。

鍼灸では、夏の疲れを一括りにするのではなく、睡眠の乱れ、首肩こり、頭痛、身体の緊張など、現在困っている症状を確認しながら施術を組み立てることができます。

Soraではさらに理学療法士の視点を活かし、身体の動きや活動量も確認します。 鍼灸と日常生活での工夫を組み合わせながら、少しずつ「いつもの調子」を取り戻していくことを目指します。

夏の疲れを9月から少しずつ整えていきませんか?

「寝ても疲れが取れない」「首肩こりや頭痛も気になる」「夏が終わっても身体が重い」など、気になる症状があればご相談ください。

はり灸Soraでは、理学療法士×鍼灸師の視点から、現在の症状だけでなく、睡眠、活動量、身体の動き、生活環境などを確認します。

鍼灸で現在のつらさにアプローチしながら、「朝の身体が少し楽」「身体を動かしやすい」「普段の生活を送りやすい」といった、その方にとって具体的な状態を目標に施術を考えていきます。

参考文献

  • Minor K, et al. A systematic review of ambient heat and sleep in a warming climate. Sleep Med Rev. 2024;75:101915.
  • Hu Y, Liu Y, Li W, Wang Y. Sleep and endocrine effects of acupuncture for insomnia: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Front Med (Lausanne). 2026;13:1807826.

2026.08.30 【頭痛と鍼灸】繰り返す頭痛の原因は?首・肩こりとの関係と施術の考え方

頭痛と鍼灸|繰り返す頭痛と首・肩こりの関係

「仕事をしていると夕方になるにつれて頭が痛くなる」
「首や肩がこると頭痛まで出てくる」
「薬を飲むことが増えてきて、このままでいいのか気になる」

このような頭痛を繰り返している方は少なくありません。

頭痛にはさまざまな種類があり、首・肩の筋肉や姿勢が関係することもあれば、片頭痛のように首こりだけでは説明できない頭痛もあります。 そのため、「頭痛=肩こりが原因」と考えて首や肩だけを施術すればよいとは限りません。

この記事のポイント

繰り返す頭痛では、まず頭痛の特徴を整理することが重要です。そのうえで首の動き、筋緊張、姿勢、仕事中の身体の使い方、睡眠などを確認すると、頭痛に関係している要素が見えてくることがあります。鍼灸も、特に緊張型頭痛や片頭痛の予防について研究されています。

頭痛は原因によって対処法が異なる

頭痛は大きく、頭痛そのものが病気である「一次性頭痛」と、ほかの病気などが原因となって起こる「二次性頭痛」に分けて考えます。

一次性頭痛には緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛などがあります。 一方、二次性頭痛には、くも膜下出血など緊急性の高い病気によって起こるものも含まれます。

鍼灸院で慢性的な頭痛をみる場合にも、この違いを意識することが重要です。 「頭痛があるから首をほぐす」のではなく、まずどのような頭痛なのかを確認する必要があります。

緊張型頭痛

緊張型頭痛では、頭の両側が締めつけられる、圧迫されるように感じることがあります。 片頭痛と比べると、通常の日常動作によって強く悪化しにくく、吐き気を伴わないことが一般的です。

首・肩周囲の圧痛を伴うこともあり、長時間のデスクワークや同じ姿勢が続いたあとに「首や肩がつらくなり、そのまま頭まで重くなる」と感じる方もいます。

ただし、緊張型頭痛の仕組みは単純に「肩の筋肉が硬くなって血流が悪くなるから」だけでは説明できません。 末梢の筋・筋膜などからの刺激に加えて、痛みを感じる神経系の働きが関係すると考えられています。

片頭痛

片頭痛では、中等度から強い頭痛が起こり、ズキズキと脈打つように感じることがあります。 身体を動かすことで悪化しやすく、吐き気や、光・音がつらく感じる症状を伴うこともあります。

名前から「頭の片側だけが痛むもの」と思われがちですが、必ず片側だけに起こるわけではありません。

首こりがある=緊張型頭痛とは限りません

片頭痛の方でも首の痛みやこりを感じることがあります。そのため、首がこっているという情報だけで頭痛の種類を判断することはできません。痛み方、持続時間、動作との関係、吐き気、光・音への過敏などを合わせて考えることが大切です。

緊張型頭痛と片頭痛の主な特徴の違い

※頭痛の現れ方には個人差があります。画像の特徴だけで自己診断せず、気になる症状が続く場合は医療機関へご相談ください。

首・肩こりと頭痛にはどんな関係がある?

「パソコンを使っていると首がこって頭痛がする」という方の場合、首や肩の状態を確認する意味はあります。

特にデスクワークやスマートフォンの使用では、頭を前に出した姿勢が長時間続きやすくなります。 その状態では、頭を支えるために首の後ろや肩周囲の筋肉が持続的に働くことがあります。

確認したいのは、単に「筋肉が硬いかどうか」だけではありません。

  • 首を左右に向いたときの動かしやすさ
  • 上や下を向いたときに痛みや頭痛が変化するか
  • 後頭部や首・肩周囲の筋肉に強い圧痛があるか
  • 肩甲骨や胸郭を含めた姿勢
  • パソコン作業中の頭・首・腕の位置
  • 同じ姿勢をどのくらい続けているか
  • 食いしばりや顎周囲の緊張がないか

このように「どの筋肉が硬いか」だけではなく、「なぜそこに負担が集中しているのか」まで考えることが、繰り返す頭痛では重要です。

デスクワークや姿勢、睡眠、ストレス、食いしばりと頭痛の関係

一方で、首・肩こりがあるからといって、それがすべての頭痛の原因とは限りません。 特に片頭痛では神経系の複雑な仕組みが関係しているため、姿勢を直したり首をほぐしたりするだけで説明することはできません。

頭痛と首・肩こりが一緒に続いている方へ

「自分の頭痛の場合も鍼灸を受けてよいのか」「首や肩の状態も関係しているのか」など、判断しにくい場合はLINEからご相談いただけます。

はり灸Sora公式LINEで相談する

頭痛に対する鍼灸はどこまで分かっている?

頭痛に対する鍼灸は、特に緊張型頭痛と片頭痛の予防について研究されています。

日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」では、緊張型頭痛の非薬物療法として、理学療法や鍼灸などが挙げられています。 鍼灸についてはエビデンスの確実性がCと評価されており、薬物療法が使用できない場合や、薬物療法との併用などで考慮される治療の一つとして位置づけられています。

海外では、NICE(英国国立医療技術評価機構)の頭痛ガイドラインでも、慢性緊張型頭痛の予防的治療の選択肢として一定期間の鍼治療を考慮することが示されています。

緊張型頭痛に対する研究

Cochraneのシステマティックレビューでは、頻繁に起こる緊張型頭痛に対して、鍼治療が選択肢になり得ることが報告されています。

片頭痛に対する研究

片頭痛についても、発作そのものをその場で止めるというより、発作の頻度を減らす予防的な介入として鍼灸の研究が行われてきました。

Cochraneのレビューでは、通常ケアのみとの比較や偽鍼との比較など複数の研究が検討され、片頭痛予防の選択肢となる可能性が示されています。 ただし、研究の質や施術方法にはばらつきがあり、すべての方に同じ効果が期待できるとは限りません。

鍼灸と病院での頭痛治療は二者択一ではありません

片頭痛には急性期治療や予防療法など医学的な治療があります。鍼灸を利用する場合も、必要な医療をやめるのではなく、頭痛の種類や頻度に応じて医療機関での治療と使い分けたり、補完的に取り入れたりすることが大切です。

頭痛に対してSoraでは何を確認する?

はり灸Soraでは、頭痛のある場所だけを確認して施術を始めるわけではありません。

理学療法士・鍼灸師の視点から、まず頭痛そのものの特徴と、首・肩を中心とした身体機能の両方を確認します。

① 頭痛の特徴を確認する

頭痛がいつからあるのか、どこが痛むのか、締めつけられるのか・脈打つのか、どのくらい続くのか、どのくらいの頻度で起こるのかを確認します。

さらに、動くと悪化するか、吐き気があるか、光や音がつらくなるか、仕事中や休日など特定の状況で起こりやすいかなどを聞きます。 こうした情報は、鍼灸の適応を考えるうえでも重要です。

② 首の可動域と症状の変化を見る

首を曲げる・反らす・左右に向くなどの動作を確認します。

単純に「首が硬い」という評価だけではなく、どの方向が動きにくいのか、その動きで首の痛みや頭痛が変化するのかを見ていきます。

③ 筋緊張と圧痛を確認する

後頭部から首、肩にかけては、頭部や頸椎、肩甲骨に関係するさまざまな筋肉があります。

後頭下筋群、僧帽筋、肩甲挙筋など、頭痛との関連が考えられる部位の緊張や圧痛を確認し、必要な場所を選んで施術します。

④ 姿勢と日常動作を見る

施術で筋緊張が一時的に変化しても、毎日同じ負担が繰り返されれば症状が戻りやすい場合があります。

そこで、デスクワークでの頭の位置、肩甲骨や胸郭の動き、パソコン・スマートフォンを見る時間、休憩の取り方なども必要に応じて確認します。

⑤ 睡眠・ストレス・頭痛の頻度も確認する

頭痛は筋肉や姿勢だけで決まるものではありません。 睡眠不足や生活リズム、ストレス、月経などが頭痛の起こり方に影響する方もいます。

また、頭痛薬を使用している場合は、その種類だけでなく「月に何日くらい使用しているか」も重要な情報です。 頭痛薬の使用頻度が多い状態では、薬剤の使用過多による頭痛も考える必要があるためです。

Soraの頭痛に対する鍼灸・施術の考え方

頭痛への施術目的は、「頭痛に効くツボを一律に使う」というものではありません。

例えば、首・肩の筋緊張や圧痛が強く、仕事中の姿勢や頸部の動きとの関連が考えられる場合には、過度に緊張している筋への鍼刺激や、首・肩甲帯の動きを改善するためのアプローチを検討します。

首の動きに左右差や制限がある場合には、鍼灸だけでなく理学療法士としての視点から、頸部・胸郭・肩甲骨の動きや姿勢を評価します。 必要に応じて、自宅や職場で行える運動や環境調整まで提案します。

一方、片頭痛が疑われる場合は、「首の筋肉を緩めれば原因がなくなる」という考え方はしません。 頭痛の頻度や誘因、睡眠、月経との関連、医療機関での治療状況などを確認しながら、鍼灸を補完的な選択肢として検討します。

Soraが重視している流れ

頭痛の特徴を確認する
↓
首の可動域・筋緊張・姿勢・動作を評価する
↓
頭痛との関連が考えられる部分を整理する
↓
必要な部位に鍼灸や身体への施術を行う
↓
施術後の動きや症状の変化を確認する
↓
日常生活で繰り返している負担があれば調整する

鍼灸と理学療法のどちらか一方だけで考えないことが、Soraの頭痛へのアプローチの特徴です。

頭痛を繰り返す方が見直したいセルフケア

長時間同じ姿勢を続けない

「良い姿勢をずっと維持しよう」とするより、同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。

デスクワークでは定期的に立つ、肩を動かす、遠くを見るなど、小まめに姿勢を変えてみてください。

首を強く揉みすぎない

首こりを感じると強く揉みたくなることがありますが、強い刺激が必ずしもよいとは限りません。 特に頭痛が強いときや片頭痛発作中は、刺激がつらく感じる場合があります。

睡眠・食事・水分を大きく乱さない

特に片頭痛では、睡眠パターンの変化などが発作と関連する場合があります。 無理に特定の食品を一律に禁止するよりも、自分の場合に何が頭痛と関連しているのかを確認することが重要です。

頭痛日記をつける

繰り返す頭痛では、頭痛があった日、痛みの強さ、持続時間、吐き気や光・音への過敏、服薬、月経、睡眠などを簡単に記録してみる方法があります。

記録することで「仕事が忙しい週に増えている」「月経前後に集中している」「薬を飲む日数が増えている」など、自分では気づきにくかったパターンが見えることがあります。 医療機関を受診するときにも役立つ情報になります。

ピラティスで「動かしやすい姿勢」をつくる

デスクワークなどで首・肩への負担が気になる方では、休憩やストレッチだけでなく、胸郭や肩甲骨、背骨を動かす運動を日常的に取り入れることも選択肢の一つです。

ピラティスでは、呼吸とともに背骨や胸郭、肩甲骨などを動かしながら、身体をコントロールする練習を行います。「正しい姿勢を固めて維持する」というよりも、身体をさまざまな方向へ動かしやすくし、同じ場所に負担が集中し続けない身体の使い方を身につけていくことがポイントです。

特に、デスクワークで頭が前に出やすい、肩周囲が動かしにくい、運動不足が続いているといった方では、首だけをストレッチするのではなく、胸郭・肩甲骨・背骨を含めて動かすという考え方が役立つことがあります。

運動を始めたい方にはStudio Soraのピラティスも

Studio Soraでは、身体の状態を確認しながらピラティスを行っています。 頭痛そのものをピラティスだけで治すという考え方ではなく、首・肩への負担につながる姿勢や身体の使い方が気になる方に、日常生活で動きやすい身体づくりを行う選択肢としておすすめしています。

「ストレッチをしても首・肩がすぐにこる」「運動したいけれど何をすればよいか分からない」という方は、身体の状態に合わせて運動を取り入れていく方法もあります。

Studio Soraのピラティスを見る

※頭痛が強いとき、動くことで頭痛が悪化するときは、無理に運動する必要はありません。特に突然の激しい頭痛や普段とは異なる頭痛がある場合は、運動や鍼灸よりも医療機関での評価を優先してください。

このような頭痛は鍼灸より受診を優先してください

頭痛の中には、脳血管障害など緊急性の高い病気が隠れていることがあります。

早急な医療機関の受診を考える症状
  • 突然起こった、これまで経験したことのない強い頭痛
  • 短時間で急激に強くなった頭痛
  • 頭痛とともに手足の麻痺や力の入りにくさがある
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい
  • 意識がおかしい、けいれんがある
  • 高熱や強い首のこわばりを伴う
  • 頭を強く打ったあとから頭痛が続いている
  • 今までの頭痛と明らかにパターンが違う

特に突然の激しい頭痛や神経症状を伴う場合は、鍼灸院で様子を見るのではなく医療機関での評価を優先してください。

また、慢性的な頭痛であっても、頻度が増えている、日常生活への影響が大きい、市販薬を使用する日が増えている場合などは、一度頭痛を専門とする医療機関などで診断を受けることも大切です。

まとめ

繰り返す頭痛では、首・肩こりが関係していることがありますが、すべての頭痛を「首や肩の筋肉が硬いから」と説明することはできません。

緊張型頭痛なのか、片頭痛の特徴があるのか、あるいは医療機関での検査を優先すべき頭痛なのかを整理したうえで、首の可動域、筋緊張、姿勢、動作、睡眠や生活習慣などを確認することが重要です。

頭痛に対する鍼灸については、特に緊張型頭痛や片頭痛の予防を中心に研究されています。 効果を保証できる治療ではありませんが、頭痛の状態によっては医療機関での治療と併用する補完的な選択肢の一つになります。

徳島のはり灸Soraでは、鍼灸師として鍼をするだけでなく、理学療法士として首の動き、筋肉、姿勢、日常動作まで確認し、「どこに負担がかかっているのか」「何を変える必要があるのか」を考えながら施術を組み立てます。

繰り返す頭痛・首こり・肩こりでお悩みの方へ

頭痛の出方や身体の状態は一人ひとり異なります。「自分の頭痛は鍼灸の対象になる?」「病院と併用してもいい?」といったご相談も可能です。

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参考資料
  • 日本頭痛学会・日本神経学会・日本神経治療学会監修「頭痛の診療ガイドライン2021」
  • World Health Organization. Migraine and other headache disorders.
  • Linde K, et al. Acupuncture for the prevention of tension-type headache. Cochrane Database Syst Rev. 2016;4:CD007587.
  • Linde K, et al. Acupuncture for the prevention of episodic migraine. Cochrane Database Syst Rev. 2016;6:CD001218.
  • National Institute for Health and Care Excellence (NICE). Headaches in over 12s: diagnosis and management. CG150.

2026.08.26 夏の冷えは妊活に影響する?冷えと妊娠の関係・妊活鍼灸について解説

夏の冷えは妊活に影響する?冷えと妊娠の関係・妊活鍼灸について解説

妊活中に「足先が冷たい」「冷房の中にいると身体が冷える」「夏でもお腹や腰まわりが冷える」と感じる方は少なくありません。

冷えだけが妊娠の成否を決めるわけではありませんが、妊活中の冷えをきっかけに、睡眠、疲労、ストレス、活動量、月経周期、不妊治療の状況などを一緒に見直すことには意味があります。

そして、こうした妊活中の身体の状態をサポートする方法のひとつとして研究されているのが鍼灸です。近年は、体外受精(IVF)と鍼灸を併用した研究だけでなく、治療中の不安や痛み、胚に関連する指標などについても研究が進んでいます。

この記事では、「冷えないようにしなければ」と必要以上に心配するのではなく、妊活中にどのように身体を整えていけばよいのか、そして妊活鍼灸をどのように取り入れられるのかを分かりやすく解説します。

この記事でお伝えしたいこと
  • 冷えだけで妊娠しやすさが決まるわけではありません
  • 冷えが気になるときは、睡眠・疲労・活動量なども一緒に確認することが大切です
  • 妊活鍼灸については、妊娠に関する指標や不安・痛みなどさまざまな研究が行われています
  • 鍼灸は不妊治療と対立するものではなく、治療と並行して身体をサポートする選択肢として取り入れられます
  • Soraでは採卵・移植など治療段階も確認しながら施術内容を考えます

冷えと妊娠はどのように考えればいい?

妊活では昔から「身体を冷やさないほうがいい」と言われてきました。そのため、手足が冷たいと「妊娠しにくいのでは?」と心配になる方もいらっしゃいます。

医学的には、手足の冷えや冷房による一時的な冷えだけで、不妊になると考える必要はありません。妊娠には年齢、排卵、卵管、子宮の状態、精子の状態など、多くの要因が関係しています。

一方で、冷えを感じている本人にとって「身体がつらい」という感覚は大切な情報です。

大切なのは「冷えの背景」を見ること

例えば、足先の冷えが気になっている方でも、長時間のデスクワークが続いている場合もあれば、睡眠不足や疲労が重なっている場合、冷房環境の影響を強く受けている場合もあります。

妊活中はさらに、通院、採卵、移植、仕事との両立などによって生活リズムが変化することもあります。

「冷え」を身体を見直すサインとして考える

冷えを「妊娠できない原因」と考えるよりも、「最近よく眠れているか」「疲れが残っていないか」「身体を動かせているか」「治療による負担はどうか」と身体全体のコンディションを確認するきっかけにすると、妊活中の体調管理につながります。

夏に「冷え」を感じるのはなぜ?

徳島でも8月から9月にかけて暑い日が続きます。それでも「夏のほうが足が冷える」「職場にいると身体が冷える」という方は珍しくありません。

夏は屋外と冷房の効いた室内との温度差が大きくなりやすく、さらに薄着、長時間のデスクワーク、暑さによる活動量の低下などが重なることがあります。

冷房の効いた室内で長時間過ごしている

夏は薄着で過ごすことが多いため、そのまま冷房の効いた職場で数時間過ごしていると、足先や肩、腰まわりなどに冷たさを感じることがあります。

冷房そのものを悪者にする必要はありませんが、寒さを我慢し続ける必要もありません。衣服や室温を調整し、快適に過ごせる環境をつくることが基本です。

暑さで身体を動かす時間が減っている

猛暑になると、散歩や外出が減り、気づかないうちに身体活動が少なくなることがあります。

特にデスクワークが長い方は、下半身の筋肉を使う時間が少なくなります。妊活のためだけではなく、肩こり、腰痛、睡眠、疲労などを考えても、無理のない身体活動を確保することは大切です。

睡眠や疲労の状態も影響する

熱帯夜で眠りが浅くなったり、冷房をつけたり消したりして睡眠が乱れたりすると、翌日の疲労感につながります。

妊活中は治療スケジュールによる心身の負担も加わるため、Soraでは冷えだけを見るのではなく、睡眠や疲労なども一緒に確認していきます。

妊活中の冷え対策は「無理なく続ける」が基本

腹巻き、靴下、入浴、温かい飲み物など、冷えを感じたときに身体を心地よく温めることは、日常のセルフケアとして取り入れて構いません。

ただし、妊活だからといって真夏に厚着をしたり、大量に汗をかくほど温めたりする必要はありません。

妊活のセルフケアは「心地よさ」を大切に

温活を義務にするのではなく、「冷房が寒ければ一枚羽織る」「疲れている日はゆっくり入浴する」「身体を動かせそうなら少し歩く」というように、その日の身体に合わせて調整することをおすすめします。

大切なのは、何か一つを徹底することではなく、妊活を続ける身体がなるべく快適に過ごせる環境を整えていくことです。

妊活中の身体づくりを鍼灸でサポートしたい方へ

冷えだけでなく、「最近疲れが抜けない」「睡眠が浅い」「採卵や移植に向けて身体を整えたい」など、妊活中のお悩みは人によって異なります。Soraでは不妊治療の段階と現在の体調を確認しながら、鍼灸を取り入れる方法をご提案しています。

公式LINEで妊活鍼灸について相談する

妊活鍼灸ではどんなことが研究されている?

妊活・不妊治療と鍼灸については、世界各国でさまざまな研究が行われています。

特に研究が多いのが、体外受精(IVF)を受けている女性に鍼灸を併用する方法です。最近では単に「鍼灸をした・しなかった」だけでなく、どのタイミングで行うのか、どの程度の回数を行うのかなども検討されています。

妊娠に関連する指標について研究が続いている

2025年に発表された42試験・7,400人を含むシステマティックレビューでは、IVFに鍼灸を併用した場合、臨床妊娠率など一部の妊娠関連指標で良好な結果が報告されました。

また2024年のメタ解析では、鍼灸を行う時期や回数によって結果が異なる可能性が示されており、「いつ、どの程度行うか」という点も現在研究されているテーマです。

さらに2026年には、IVFにおける卵子・胚に関連する指標を検討したシステマティックレビューも発表され、一部の評価項目で鍼灸を併用した群に良好な結果が報告されています。

妊活鍼灸は、現在も研究が進んでいる分野です

妊娠率や出生率への影響については研究によって結果が一致していない部分もあり、すべての方に結果を保証できるものではありません。一方で、「研究されていない」のではなく、妊娠関連の指標、卵子・胚に関する指標、治療中の不安や痛みなど、複数の方向から研究が積み重ねられています。

妊活中の「不安」へのサポートも研究されている

妊活、特に体外受精では、採卵、受精結果、胚の成長、移植、判定日など、その都度さまざまな緊張や不安を感じることがあります。

IVFを受ける方を対象にしたシステマティックレビューでは、鍼灸を受けたグループで治療に伴う不安が軽減した可能性が報告されています。

「妊娠するためにはストレスをなくさなければ」と考える必要はありませんが、治療を続ける中で少しでも身体が楽になる時間をつくることも、妊活鍼灸を取り入れる理由のひとつと考えています。

妊活中に鍼灸を取り入れるメリットをどう考える?

Soraでは、妊活鍼灸を「鍼をすれば妊娠できる」という施術とは考えていません。

一方で、妊活中だからこそ、身体の状態を定期的に確認しながら鍼灸を受けることにはメリットがあると考えています。

採卵・移植までの期間に身体の状態を確認できる

不妊治療では、採卵や移植そのものだけでなく、その間の数週間・数か月をどのように過ごすかも大切です。

睡眠不足が続いていないか、疲れが蓄積していないか、肩や腰がつらくなっていないか、身体を動かせているかなどを確認しながら施術を続けられることは、妊活鍼灸の特徴のひとつです。

治療スケジュールに合わせて施術を調整できる

自然周期、タイミング法、人工授精、採卵周期、移植周期では、身体の状態や通院スケジュールが異なります。

そのため、毎回同じ施術をするのではなく、「今はどの治療段階なのか」を確認しながら施術内容を調整することが大切です。

妊活以外の不調も同時に相談できる

妊活をしている方でも、身体の悩みが「妊活だけ」とは限りません。

肩こり、首こり、腰痛、頭痛、睡眠の悩み、疲労、月経に伴う不調などがあれば、それらも含めて施術内容を考えます。

妊娠という結果だけではなく「妊活を続ける期間」をサポート

不妊治療は数回の通院で終わるとは限りません。だからこそSoraでは、結果だけを見るのではなく、採卵や移植に向かう過程で身体にどのような負担がかかっているかを確認し、その時々に必要な鍼灸・セルフケアを提案することを大切にしています。

妊活中の冷えに対するSoraの施術方針

妊活中に「冷えが気になる」とご相談いただいた場合も、Soraでは冷えている部分だけにお灸をして終わるわけではありません。

何を確認するか、その情報から何を考えるか、そして現在の治療段階に合わせてどのような施術を行うかを大切にしています。

① 冷えをいつ・どこに感じるか確認する

足先が冷たいのか、手足なのか、お腹や腰まわりなのか。朝から冷えるのか、職場で冷房に当たってからなのかによっても状況は異なります。

季節、仕事内容、座っている時間、運動習慣なども確認し、日常生活との関係を整理していきます。

② 月経・睡眠・疲労なども確認する

妊活中の身体を考えるうえでは、冷えだけでは情報が足りません。

月経周期や月経に伴う症状、睡眠、疲労、ストレス、胃腸の状態など、現在気になっていることを必要に応じて確認します。

③ 不妊治療の現在地を確認する

タイミング法なのか、人工授精なのか、採卵周期なのか、移植を予定しているのかによって状況は違います。

採卵・移植の予定、通院状況、服薬状況などを必要に応じて確認し、病院・クリニックで行われている不妊治療を優先しながら鍼灸を組み合わせます。

④ 鍼とお灸を身体の状態に合わせて使う

鍼灸では、毎回決まったツボだけを使うのではなく、その日の身体の状態を確認しながら施術部位や刺激量を調整します。

冷えが気になる場合にも、冷えている場所だけではなく、肩や腰など筋緊張が強い部分、睡眠や疲労など現在困っている症状も含めて施術方針を考えます。

⑤ 理学療法士×鍼灸師の視点で身体の動きも見る

冷えが気になる方の中には、仕事で一日中座っている、運動する時間がほとんどない、肩や腰が常に緊張しているという方もいます。

Soraでは鍼灸師として施術するだけでなく、理学療法士としての視点から、必要に応じて姿勢、関節の動き、筋肉の状態、日常生活での活動量なども確認します。

そして、鍼灸とともに、その方に必要であれば簡単な運動や日常生活でできる工夫をお伝えします。

Soraの妊活鍼灸で大切にしていること

「冷えをなくすこと」だけを目的にするのではなく、不妊治療の段階と現在の身体の状態を確認しながら、妊活を続ける身体をサポートしていきます。採卵前、採卵後、移植に向かう時期など、その時々の状況に合わせて施術を考えます。

夏の妊活で取り入れたいセルフケア

妊活中だから特別なことをたくさん行う必要はありません。続けやすく、身体が心地よいと感じることから取り入れてみてください。

冷房が寒いときは衣服で調整する

暑い時期に冷房を我慢する必要はありません。職場など自分で室温を変えられない場所では、薄手のカーディガンや靴下などで調整しましょう。

長時間座り続けない

デスクワークでは、可能であれば1時間に一度程度立ち上がったり、少し歩いたり、足首を動かしたりしてみましょう。

身体を大きく動かさなくても、「同じ姿勢を長時間続けない」ことから始められます。

睡眠を確保する

妊活中はつい食事やサプリメントなどに意識が向きますが、睡眠も日々の体調に大きく関係します。

冷房を適切に使い、暑さで睡眠が妨げられない環境をつくることも夏の大切なセルフケアです。

入浴をリラックスする時間として使う

入浴で身体が心地よく温まり、気持ちも落ち着くのであれば、無理のない範囲で取り入れてください。

「妊娠するために温めなければ」と頑張るのではなく、一日の疲れをリセットする時間として使うのがおすすめです。

治療中の運動は状況に合わせる

ウォーキングなど軽い身体活動を取り入れられる方もいますが、採卵前など卵巣が腫大している時期は運動について医療機関から指示される場合があります。

その場合は、不妊治療を担当している医師の指示を優先してください。

まとめ

「夏なのに身体が冷える」「妊活中だから冷えが心配」という方は少なくありません。

冷えだけで妊娠のしやすさが決まるわけではありませんが、冷えを感じることをきっかけに、睡眠、疲労、活動量、身体の緊張、月経の状態、不妊治療の段階などを確認することは、妊活中の身体を考えるうえで大切です。

妊活鍼灸については、IVFとの併用、妊娠に関連する指標、卵子・胚に関連する評価、不妊治療中の不安など、さまざまな研究が行われています。研究結果にはまだ検討が必要な部分がありますが、妊活・不妊治療領域で鍼灸が継続して研究されていることも事実です。

Soraでは「妊娠率だけ」を目的に鍼灸を行うのではなく、採卵や移植に向かう身体をどのようにサポートできるか、妊活中に抱えている不調をどう軽減していくかを考えます。

「採卵に向けて鍼灸を始めたい」「移植に向けて身体を整えたい」「妊活中の冷えや疲れが気になる」という段階からご相談いただいて構いません。

徳島で妊活鍼灸をお探しの方へ

はり灸Soraでは、現在の不妊治療の段階、採卵・移植の予定、月経の状態、睡眠、疲労、冷えなどを確認しながら、その時期に合わせた妊活鍼灸をご提案しています。

「自分の場合はいつから鍼灸を始めればいい?」「今の治療と一緒に受けてもいい?」というご相談も公式LINEからお問い合わせいただけます。

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参考文献・参考情報
  • Fu QW, et al. Acupuncture for women undergoing in vitro fertilization: An updated systematic review and meta-analysis with trial sequential analysis. Int J Nurs Stud. 2025;168:105097. PMID: 40412094.
  • Wang X, et al. The Timing and Dose Effect of Acupuncture on Pregnancy Outcomes for Infertile Women Undergoing In Vitro Fertilization and Embryo Transfer: A Systematic Review and Meta-Analysis. J Integr Complement Med. 2024;30(11):1031-1046. PMID: 38808509.
  • Shi D, et al. Acupuncture to ensure high-quality embryos in women undergoing in vitro fertilization: A systematic review and meta-analysis. J Integr Med. 2026. doi:10.1016/j.joim.2026.03.002. PMID: 41864833.
  • Smith CA, et al. Effect of acupuncture on IVF-related anxiety: a systematic review and meta-analysis. Reprod Biomed Online. 2022. PMID: 35570176.
  • Yamazaki F, et al. The relationship between cold sensitivity and menstrual cycle in Japanese women under normothermic conditions. BMC Women’s Health. 2025;25:511. doi:10.1186/s12905-025-04050-1.

2026.08.21 北島店|トレーニング体験受付について

いつもStudio Soraをご利用いただき、誠にありがとうございます。

ありがたいことに北島店の会員様が増え、現在、トレーニングの予約が取りづらい状況となっております。

そのため、当面の間、北島店の新規トレーニング体験の受付を一時停止させていただきます。

ただし、以下に該当する方につきましては、体験をご案内させていただきます。

  • 現在の会員様からのご紹介・お知り合いの方
  • ご入会後の予約状況についてご説明し、ご理解いただける方

会員様の予約枠を確保し、現在ご利用いただいている皆様が安心して通っていただける環境を維持するための対応となります。

ご希望の方には、現在の予約状況やご入会後のご利用について事前にご説明させていただきますので、あらかじめご了承ください。

なお、名東店ではトレーニング体験を通常通り受付しております。

北島店の新規体験受付を再開する際には、改めてホームページやLINE等でお知らせいたします。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

2026.08.17 逆子(骨盤位)の鍼灸治療について

当院では逆子でお悩みの方も多くお越しいただいております。

逆子には鍼灸治療が有効な場合があり、産婦人科の先生からも依頼があり施術させていただくことも少なくありません。

そこで今回は、当院で行っている逆子治療について少し書かせていただきます。

【逆子について(骨盤位)】
通常、お母さんのお腹の中で赤ちゃんは頭が下方にあるのが通常ですが、逆子になると頭が上方になり下方に赤ちゃんの骨盤がある状態になります。
この骨盤位の状態を「逆子」と呼んでいます。

逆子(骨盤位)の原因については、大部分は原因不明と言われています。
東洋医学的には、主に下半身の冷えなど様々な原因があると考えられています。

【骨盤位(逆子)治療について】
骨盤位(逆子)治療する時期に、最も有効な期間は28週~32週です。赤ん坊は大きくなりはじめると子宮の中でくるくる回っています。28週以下の場合は自然に逆子が治ることも多いので当院では、逆子治療は行わないようにしています。

当院に逆子でご相談を受ける時期は32週を過ぎてからも多く寄せられています。
32週が過ぎてからも施術自体は可能で逆子が改善するケースも多くありますが、確率は低下していまいますので、28週を過ぎて逆子と診断されたらお早めにご相談いただくことをお勧めいたします。

※鍼灸治療は36週まで可能ですが、当院が初めての方は主治医にご相談の上、まずはご連絡ください。

実際の逆子の鍼灸治療どのようなものなのかというと、

主には、足の小指にある「至 陰」と足首にある「三陰交」というツボにお灸を40週までし続けていきます。
また、場合によっては鍼治療も加えながら行っていくことが多いです。
逆子の鍼灸治療は非常に優しい鍼とお灸ですので痛みや不快感を感じることはほとんどなく皆様リラックスして受けていただいております。
冷えが解消され子宮が柔軟になりますので逆子の改善する確率はぐっと高くなります。

逆子治療開始直後より、赤ちゃんの胎動が感じられ、その場で回転することも稀にあります。2〜3回の治療で約60%の逆子が回転しますが、5回治療しても改善が見られない場合は、その後の施術内容を変更して行っていくことも稀にあります。

逆子治療でもっとも大切なのは通院頻度・間隔です。なるべく3日に1回程度で詰めてお越しいただくことをお勧めしています。
また、ご自宅でセルフ灸、逆子体操を行っていただく場合もあります。

逆子鍼灸の最大のメリットは成功すれば、帝王切開を回避できるということです。

当院では、妊活でお越しの方も多くいらっしゃいます。
妊活を卒業した方に、必ずお伝えしているのは下半身の冷えを防ぎ逆子を予防して、安産に導くために月に1回程度の温灸や鍼治療をお勧めしています。

人生でも貴重な思い出となる出産を迎えるにあたって是非マタニティ鍼灸を取り入れて逆子の予防・改善につなげてみるのもよいかと思います。

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