徳島 鍼灸・不妊・美容の専門治療院|はり灸・整体・トレーニング Sora

お知らせNEWS

2019.11.25 ダイエットに効果的な食事制限のポイント

本日は、当店でダイエットに励んでおられる方によく聞かれる。
食事制限で美しく痩せるためのポイントを整理してみました!

①食事制限によるストレスを溜めない
甘いものはNG、夜遅くは食べないなど食事制限をしすぎるとストレスが溜まってしまい長続きしません。逆にリバウンドしてしまったりすることもあります。
ストレスに感じるくらいなら、少しなら好きなものを食べてもいいと思います。
ただ、できれば空腹時は避けましょうね。

② 白米を玄米に変える
一番メジャーで簡単な「糖質制限」が、白米をなるべく食べないようにすること。精米度の高い白米は食後血糖値が上がりやすく、からだが糖化=老化してしまいます。本気で痩せたいと思うなら、炭水化物を減らすのが手軽な方法です。完全に断つのが難しいという人は、白米を玄米に変えるのがおすすめ。
玄米だけだと少し固いのですが、発芽玄米おいしく食べやすいです。食物繊維やビタミンB1、GABAといった栄養素も豊富に含まれており、その働きで食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。
食後の血糖値の上昇は、糖を効率よく脂肪に蓄えてしまう働きがあるので要注意です。

③食物繊維を多く摂取する、特に野菜から食べる
「食物繊維」には、
1) 糖質の吸収をゆるやかにして血糖値の上昇を抑える
糖質を摂ると食後の血糖値が上昇してしまうが、食物繊維を最初に摂っておくことでその血糖値の上昇を抑えることができる。

2) 腸内環境を整える
水溶性食物繊維は腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。

3) 摂りすぎた脂質、コレステロールの吸収を抑える
悪い脂やコレステロールを摂ってしまった場合は体外に排出する必要があえいますが、食物繊維その働きをしてくれます。

野菜不足の方は特に気を付けてください。

それと、糖質の吸収をゆるやかにするために、最初は野菜などで食物繊維をたくさん摂るように。食べた順番で吸収の仕方が変わるため、食べる順番はとても大事。野菜を食べてから、肉や魚を食べるのが理想の順番です。
また、食べるときはゆっくりよく噛んで食べることで消化がよくなります。早食いは太る原因になります。

④肉、魚、卵、大豆製品などたんぱく質を必ず摂る
糖質の代謝をよくする成分が「ビタミンB1」。そのビタミンB1は肉類(とくに豚肉)、卵、魚介類、大豆製品などに多く含まれています。たんぱく質をたくさん摂るように意識すると自然とビタミンB1が摂取できる。

また、トレーニングをしてもタンパク質が不足していると筋肉がつきません。筋肉がつかないと基礎代謝が上がらないのでなかなか体脂肪が減少しない原因にもなります。

⑤常温のお水を1日1.5リットル以上飲む
水はダイエットに欠かせないものです。デトックス効果も期待できます。

水をたくさん飲むことで尿として排泄される老廃物が増えるます。また、水を摂取することで胃や腸の働きが活発になり、食べたものがしっかりと消化される。腸の働きが活発になれば、便秘のお悩み解消にもつながる。

⑥太るピークは22時~午前2時

炭水化物(糖質)と脂質は、身体を動かすのに必要なエネルギー源。しかし、夜遅くに食べると、大抵あとは寝るだけです。そのため、エネルギーとして消費されず、脂肪として体内にため込まれ体重が増えてしまいます。

さらに、注目したいのが、人間の遺伝子に結合している「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質です。これは、脂肪をため込むための酵素を増やす働きがあります。

特に、1日のうちで22時~午前2時頃にピークを迎え、15時頃に一番少なくなる。22時~午前2時頃のBMAL1は、15時頃の約20倍にも達するというデータがっるため「夜遅くに食べると太る」ということをご納得いただけるかと思います。

⑦お酒の種類に気をつける

お酒の種類にも太りやすいものがあります。醸造酒です。
飲むなら絶対に蒸留酒がおすすめです

<太りやすいお酒>
ビール、日本酒、サワー、カクテル、白ワイン、シャンパンなど

<太りにくいお酒>
焼酎、ウイスキー、ジン、ウォッカなど

お酒が好きな方にとっては「お酒を飲んじゃいけない」となるとストレスになります。お酒を飲むときは、飲むお酒の種類に気を付けましょう。
もちろん、おつまみにも気を使ってくださいね。

最後に、ダイエットしたい方、なかなか減量成功できない方は是非当院に
ご相談くださいね!

2019.11.17 徳島県内の不妊治療費助成事業のまとめ

妊活にはとてもお金がかかってしまいます。
今日は、患者様によく聞かれる不妊治療にかかる費用のことについて、徳島県の不妊治療費助成事業についてまとめてみたので、書かせていただきました。

まず、不妊治療にかかる費用の大まかな平均についてですが、

一般的な不妊治療は、次の3つです。

タイミング法
検査結果をもとに医師が排卵日を推測して、医師から妊娠しやすい日について
指導を受けながらその前後に性行為をすることをタイミング法といいます。
保険が適用され、1回数千円程度です。

人工授精
子宮に精子を人工的に注入する方法です。排卵のタイミングに合わせて、元気な精子だけを送り込みます。保険適用外で1回1~2万円です。

体外受精
体外に卵子を取り出し、精子と受精させる方法です。受精卵が順調に分割して受精後2日目くらいの「初期胚」または、5~6日後の「胚盤胞」の段階まで成長したら、カテーテルで子宮へ送り込みます。保険適用外で1回20~60万円です。
国の特定不妊治療助成事業の公的補助を受けることができます。

このように、体外受精までステップアップするとかなりの経済的負担がかかります。

そこで、徳島県内の助成金事業について見てみましょう。

以下、徳島県、各市町村のホームページより引用した内容を書かせていただきます。

■徳島県こうのとり応援事業の概要

~特定不妊治療(体外受精・顕微授精)に要した費用の一部を助成します~

1.対象となる治療等

体外受精及び顕微授精

2.対象者

次の全てに該当する方が対象です。

(1)治療開始日現在、法律上の婚姻をしている夫婦であること

(2)治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦であること

(3)申請日現在、夫又は妻のどちらかが徳島県内に居住していること

(4)特定不妊治療以外の治療法では妊娠の見込みがないか、又は極めて少ないと医師に診断されたこと

(5)徳島県又は各都道府県・指定都市・中核市が指定した指定医療機関で特定不妊治療を受けたこと

(6)夫婦の前年(申請日が1月から5月までの場合は前々年)の合計所得額(控除後)が730万円未満であること

3.通算助成回数

・初回申請の治療開始日時点で妻の年齢が40歳未満の方:43歳になるまでに通算6回まで

・初回申請の治療開始日時点で妻の年齢が40歳以上43歳未満の方:43歳になるまでに通算3回まで

次の(1)から(3)のいずれかに該当する方は申請できません。

(1)平成27年度までに、すでに通算5年度の助成を受けている方

(2)平成27年度までに、すでに通算6回以上の助成を受けている方(初めて助成を受けた治療の開始日時点で妻の年齢が40歳以上であった場合は、通算3回以上)

(3)今回の申請に係る治療の開始日時点で、妻の年齢が43歳以上の方

4.助成上限額

特定不妊治療に要した費用(全て医療保険適用外のものに限る)に対して、1回の治療につき次の金額を上限として助成します。

なお,「1回の治療」とは,採卵準備のための投薬開始から,体外受精又は顕微授精1回に至る治療の過程をさします。

○治療ステージA、B、D、E(初回申請の場合):30万円

○治療ステージA、B、D、E(2回目以降の申請の場合):15万円

○治療ステージC、F:(初回申請の場合・2回目以降の申請の場合ともに)7万5千円

※治療ステージC、Fの場合は、初回申請であっても同額の7万5千円が上限額になります。

○特定不妊治療(治療ステージA、B、D、E、F)のうち精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術(男性不妊治療)を行った場合:

 さらに(初回申請の場合):30万円※初回30万円については平成31年4月1日以降に治療開始されたものが適用となります。

  (2回目以降の申請の場合):15万円

※医療保険適用外の手術費用、凍結費用が対象です。

※前年度中に実施した男性不妊治療も対象となります。(特定不妊治療が今年度終了した場合)

※採卵準備前に男性不妊治療を行ったが、精子が得られない、又は状態のよい精子が得られないため治療を中止した場合に限り、男性不妊治療のみでも助成の対象となります。

さらに徳島県では、次のとおり上乗せ助成を行っています。

●治療ステージAで余剰胚を凍結保存した場合の胚凍結保存料、又は治療ステージBにかかる胚保存料に対して(下記別表の★):1年度当たり1回限り3万円

●精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術(男性不妊治療)後に、全てあるいは余剰の精子や精巣組織の凍結保存をした場合、精子や精巣組織の保存料に対して:1年度当たり1回限り3万円

5.助成の申請

治療が終了した日の属する年度内に、居住地を管轄する保健所に申請してください。

●徳島県指定医療機関一覧
蕙愛レディースクリニック
徳島大学病院
中山産婦人科
※県外の指定医療機関については、その所在地の都道府県知事等の指定を受けていれば徳島県指定医療機関と同様の扱いとなります。

■以下は各市町村が行っている徳島県の助成を受けた方に上乗せされる助成事業についての金額です。ご参考ください

徳島市不妊治療費助成事業
体外受精及び顕微授精(初回):10万円

注記:初回とは徳島市の助成初回ではなく、県の助成初回の方が対象

体外受精及び顕微授精(2回目以降):5万円
以前凍結した胚の移植、採卵したが卵が得られず中止:2万5千円
男性不妊治療:5万円

吉野川市特定不妊治療費助成事業
1.特定不妊治療に要した費用から、徳島県こうのとり応援事業に基づき助成を受けた額を控除した額とし、1回の治療につき上限を10万円とします。

2.特定不妊治療のうち精子を精巣または精巣上体から採取するための手術(男性不妊治療)を行った場合に要した費用から、徳島県こうのとり応援事業に基づき助成を受けた額を控除した額とし、1回の治療につき上限を5万円とします。

鳴門市不妊治療費助成事業
徳島市と同じ金額が助成されます

藍住町こうのとり応援事業
特定不妊治療に要した費用から、徳島県が交付決定した助成額を控除して得た額とし、1回の治療につき10万円を限度とします。ただし、男性不妊治療も併せて行った場合は、1回の治療につき15万円を限度とします。

阿波市スマイルファミリー不妊治療応援事業
(1)徳島県こうのとり応援事業(県事業)の助成の対象となる治療を行い、県事業の交付決定を受けた者に対する助成金の額は、1回につき県事業に係る申請書に添付した受診証明書の写しに記載された医療保険適用外分の領収金額の合計金額から県事業の交付の決定を受けた助成金の額を控除した額に対して10万円を限度(助成限度額)に助成する。

(2)徳島県こうのとり応援事業(県事業)の助成の対象となる治療として、特定不妊治療に至る過程の一環の精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術を合わせて行った場合は、上記(1)の助成限度額にさらに5万円を加えた額を助成限度額とする。

北島町こうのとり応援事業
①特定不妊治療

①、②の治療を行った場合、
1回の治療につき10万円上限

①、②に加え、③、④の治療を行った場合、
1回の治療につき15万円上限

②余剰胚凍結保存料、胚保存料(凍結料除く)
③男性不妊治療
④男性不妊治療後の精子・精巣組織保存料(凍結料除く)

松茂町不妊治療助成事業
特定不妊治療に要した費用から徳島県が交付された助成金額を控除して得た額とし、1回の治療につき10万円を限度とします。

東みよし町こうのとり応援事業
徳島県こうのとり応援事業の決定者を対象とし、年間20万円を上限に助成しています。

美馬市こうのとり応援事業
特定不妊治療に要した費用から徳島県より交付された助成金額を控除した額とし、1年度につき20万円を限度とします。

阿南市特定不妊治療費助成事業
特定不妊治療に要した費用から徳島県から交付決定された特定不妊治療費助成金を控除した額に対して、1回につき10万円を限度に通算6回助成します。

三好市不妊治療費助成事業
不妊治療に要した費用から、徳島県から交付決定された助成金を除いた額とし、夫婦1組につき50万円を上限に助成します。

板野町こうのとり応援事業
特定不妊治療に要した費用から徳島県より交付された助成金額を控除した額とし、1回の治療につき10万円を限度とします。

上板町こうのとり応援事業
特定不妊治療に要した費用から徳島県が交付された助成金額を控除して得た額とし、1回の治療につき10万円を限度とします。

以上、徳島県内の不妊治療費助成事業のまとめでした。
すべての市町村を把握しきれていないので、気になる方はご自身の住民票のある
市町村役場にお問合せください。

2019.11.04 体脂肪を減らす食生活

ダイエット中に、体重は減るけど、体脂肪率は全然変化がないということは経験ありませんか?

そういう経験のある方は、単なる食事を抜くダイエット法や糖質カットのダイエットをしていませんか?

体脂肪も体重と一緒に減らしていくダイエットには、バランスのとれた食生活と運動がかかせません。

今回は、「体脂肪を減らす食生活」に注目して書かせて頂きました。

「体脂肪」とは「体内にある脂肪」のことです。

人間が食事で摂取する栄養素は、「タンパク質」「糖質(炭水化物)」「脂質(脂肪)」「ビタミン」「ミネラル」が欠かせない五大成分で、「5大栄養素」と呼ばれます。

通常、脂肪といえば、この栄養素としての脂肪であり、体内に蓄積しているものを「体脂肪」と呼んで区別しています。

☆体脂肪を落とす食事☆

体脂肪を落とす食事は、「低糖質、低脂質、高タンパク質」が基本です。
5大栄養素のうち、体脂肪の主な材料となるのは、糖質と脂質なのです。

脂質糖質を摂りすぎないことが重要

体脂肪の材料となる糖質と脂質を必要以上に摂らないことが、体脂肪率を落とす食事の最重要ポイントです。

エネルギーとして使われずに余った糖質(ブドウ糖)は、体脂肪となって貯蔵されます。

タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富な食品を毎日欠かさず摂り、糖質を控えて、適量の良質な脂質を摂る食事が肥満を防止します。

また、体脂肪を増やさない食べ方で大事なことは、「早食いをやめて、よく噛んでゆっくり食べる」ことです。

ゆっくり食べることによって、食べている間にも糖質が吸収されるので血糖値が上昇し、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎの予防ができます。

空腹時にいきなり糖質から食べたり早食いをすると、血糖値が急上昇してインスリンの分泌が増えてしまい、脂肪の合成を促してしまう結果となってしまいますので注意が必要です。

それと、人間は、夜になると副交感神経が優位になって消化吸収機能が高まるので、血液中のインスリンが上昇します。
インスリンが上昇した状態で食事をすると、糖質は効率よく体脂肪として貯蔵されるので、寝る前2時間以内の食事はNGです。

以上より体脂肪を減らせるポイントは2つです。

1.糖質(炭水化物)を減らす
炭水化物を適正以上に摂取してしまうと、太りやすく脂肪が増えやすい体になります

2.タンパク質を増やす
タンパク質を多くとると筋肉が増えて、それだけ代謝効率が上がりますので、痩せやすい体になります

また、体脂肪を減らす食材の例としては、

リンゴやキャベツ、青魚がオススメです。

りんごは体脂肪率を減らす上でのスーパーフルーツといえます。りんごには食物繊維やビタミンC、ミネラル、カリウムが豊富で入っています。さらには筋肉を作るために不可欠なたんぱく質も入っています。(かといってリンゴばかりに偏ってもいけません)

以上簡単ですが日々の食生活に取り入れてみてください。

はり灸Sora 近藤敏朗

2019.10.29 徳島YNSA勉強会のお知らせ【12月8日】

この度、12 月 8 日(日)にYNSA 学会公認インストラクターの「冨田祥史」先生をお招きして、徳島県でYNSA(山元式新頭鍼療法)基本セミナーを開催させていただくこととなりました。
YNSAは、宮崎県の山元敏勝医師により確立された鍼治療で現在、ドイツ、アメリカをはじめ、世界14か国以上がその高い治療効果を認め医療に導入しているほど、世界的に普及しており治療家は、今や数万人以上といわれています。
今回のセミナーでは、皆様の臨床にすぐに生かせる内容になるように、YNSAが初めての方もベテランの方も技術のブラッシュアップができるようなセミナーになればと考えております。
YNSAセミナーは、四国ではなかなか開催されることが少ないので、皆様ご多用とは存じますが、
是非この機会に奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。

<日時>令和元年12月 8日(日曜日)

10:00~16:00(9:30より受付開始)

<会場> はり灸 Sora

徳島県徳島市応神町西貞方字鷹ノ橋 19-1   駐車場あり

TEL 088-678-9623

<講師>

<定員>  15名(申込先着順で定員になりしだい締め切らせていただきます)

<参加資格> 鍼灸師、医師、歯科医師、獣医師

<参加費>  15000円

*参加費用は、お申込後1週間以内に下記口座へのお振込みをお願いいたします。

【お振り込み先】 阿波銀行 鮎喰支店 普通1238127 合同会社 KONDO 代表社員近藤敏朗

<申込み方法>以下のいずれかの方法でお申込みください。

  • メールもしくはFAX(所属、氏名、住所、電話、メール、資格)
  • 電話
  • Webフォームから申込(以下URL)

https://forms.gle/Gxc6QmciJgwHTTeP8

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2019.10.23 不妊治療でよく使われる薬の種類

今回は不妊治療で取り扱う薬について1つずつお話ししたいと思います。

不妊治療では、多くの飲み薬、貼り薬、膣錠などを使用します。
からだを妊娠しやすい状態に持っていくための薬はたくさんあります。
ただ、薬と聞いて副作用や不安に感じる方も多いかと思いますので、
薬の目的を理解して、納得して治療を受けるようにしましょう。

不妊治療のゴールは、妊娠・出産です。そのためには、排卵から着床までがスムーズに進むようにお薬を使用することが多いです。

排卵がうまくいくように使う薬、子宮内膜の状態がよくなるように使う薬、体外受精のときに排卵をコントロールする薬など、たくさんの種類の薬があります。

不妊治療には大きく分けて、6つの薬を使用していきます。

1.排卵誘発剤
無排卵や、排卵がうまくいかないなどの排卵障害には、排卵誘発剤を使います。飲み薬と注射剤があります。最初は作用が穏やかな飲み薬を使い、効果があらわれない場合に強い作用効果のある注射剤を使います。また、人工授精や体外受精などを行う際にも使われます。これは、一度にたくさんの卵胞を育てて妊娠率を上げるためです。
飲み薬:クロミッド、セキソビット、フェマーラ
卵巣を刺激する注射剤:フォリスチム、ゴナールF、HMGフジ、HMGフェリングなど

2.子宮内膜を着床しやすくする卵胞ホルモン剤
卵胞ホルモン(エストロゲン)によって、子宮内膜は受精卵が着床しやすい状態になります。
卵胞ホルモンの分泌が不足している場合、補充のために使うのが、卵胞ホルモン剤です。
飲み薬のほか、貼り薬もあります。
飲み薬:プレマリン、ジュリナ
貼り薬:エストラーナテープ
塗布薬:ル・エストロジェル

3.妊娠継続に必要な黄体ホルモン剤
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、受精卵の着床や妊娠の継続に欠かせないホルモンです。
この黄体ホルモンの分泌が十分でない場合、補充のためにつかうのが、黄体ホルモン剤です。
飲み薬のほか、注射剤や膣坐薬があります。
飲み薬:ルトラール、デュファストン
注射剤:プロゲホルモン、プロゲステンデポ−S
膣坐薬:プロゲステロン膣坐薬(日本では4種類取り扱いあり:ルティナス、ウトロゲスタン、ワンクリノン、ルテウム)

4.卵巣を休ませる卵胞・黄体ホルモン配合剤
低用量ピルが登場する以前は、避妊薬として使われていた薬です。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンを補充する薬で、この薬を使うことで無排卵状態をつくります。
卵巣に負担をかけていたことで、卵巣を休ませてあげるのも治療法のひとつで行います。
結果として卵巣を一時的に休ませることで、薬をやめたときにいい状態の卵胞ができる可能性を高めます。
飲み薬: プラノバール、ソフィアA配合錠、ルラジオン

5.排卵をコントロールするGnRH
GnRH剤は、LH(黄体ホルモン)を抑えて排卵が起こらないようにして、体外受精などで排卵をコントロールしたいときに使われます。
点鼻薬と注射剤があり、状況によって使い分けます。
点鼻剤:ナサニール、スプレキュア、ブセレキュア
注射剤:リュープリン、セトロタイド

6.流産の予防をする副腎皮質ホルモン剤
せっかく妊娠しても流産を繰り返す不育症の人の流産防止に使われます。抗核抗体などの抗体を抑える働きもあります。
多嚢胞性卵巣症候群で男性ホルモンがやや高い場合に男性ホルモンを抑制するためにも使用されます。
飲み薬:プレドニン

以上に記載したお薬以外にも多くの種類があります。
お薬を処方された場合は、必ず効能だけでなく副作用についても主治医の先生に確認するようにしてください。

はり灸/整体・トレーニングSora 近藤敏朗

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