徳島 鍼灸・不妊・美容の専門治療院|はり灸・整体・トレーニング Sora

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2025.06.08 【妊娠を目指す方へ】卵子の質を整える鍼灸と温熱ケア 〜身体の内側から妊娠力を育む〜

こんにちは。
「はり灸・整体・トレーニングSora」です。

「年齢のせいか、なかなか妊娠に結びつかない」
「卵子の質が良くないと言われたけど、改善できるの?」
そんな声を多くの患者さまから伺います。

今回は、**妊娠の鍵を握る「卵子の質」**について、そのメカニズムや整えるための方法、当院で行っているアプローチをご紹介します。妊活中の方やこれから準備を始める方にとって、大切な知識となるはずです。


◆ 卵子の“質”とは?

「卵子の質」とは、簡単にいえば「受精しやすく、健康的に分裂し、着床しやすい卵子かどうか」を指します。

生まれたときから体内にある卵子は、年齢とともにその質(染色体の安定性、ミトコンドリアの活性、DNAの損傷具合など)が変化します。特に35歳を過ぎると、卵子の質が低下しやすくなるといわれています。

しかし、これは必ずしも年齢=妊娠しにくいというわけではありません。

実際には、以下のような要素も卵子の質に大きく影響を与えています:

  • 栄養状態
  • 血流や冷え
  • 自律神経やホルモンのバランス
  • 酸化ストレス(体内のサビ)
  • 睡眠や生活習慣
  • 精神的ストレス

これらを整えることで、“質のよい卵子が育ちやすい体内環境”を作ることが可能なのです。


◆ なぜ鍼灸が妊活に使われるのか?

鍼灸は、東洋医学の伝統的なアプローチであると同時に、近年ではエビデンスのある補完医療として注目されています。特に不妊治療との併用で、体の基盤を整える手段として選ばれるケースが増えています。

◎ 鍼灸が卵子に与える影響(科学的根拠)

  • 血流改善効果
     → 特に卵巣・子宮への血流を高め、栄養と酸素が届きやすい状態に。
     → 骨盤内の血流低下は卵巣機能の低下に関与するとされています(Lind et al., 2003)。
  • ホルモンバランスの調整
     → 鍼灸刺激は視床下部-下垂体-卵巣系(HPO軸)に作用し、排卵や黄体機能の安定化に寄与します。
  • ストレス軽減と自律神経の安定
     → 妊活においてストレスは大敵。交感神経優位な状態から、副交感神経優位なリラックス状態へ導くことで、妊娠に適した体内環境が整います。

また、実際に不妊治療を受けている女性を対象とした研究では、体外受精(IVF)前後に鍼灸を受けたグループで妊娠率が高かったという報告もあります(Paulus et al., 2002)。


◆ 温熱療法「サンビーマー」で骨盤内環境をじっくり温める

当院では「遠赤外線治療器サンビーマー」を導入し、鍼灸と併用して子宮・卵巣まわりを深部から温めるケアを行っています。

◎ サンビーマーの特徴

  • 血管拡張作用により血流を促進
  • 自律神経を整える
  • 腸内・子宮周囲温度の上昇により「着床のための内膜環境」をサポート
  • ストレス緩和とリラックス効果

温熱刺激が深部まで届くことで、卵子を育てる卵胞や子宮内膜の栄養状態の向上が期待されます。これにより、「受精卵が育ちやすく、着床しやすい環境」へ近づけるのです。


◆ 卵質改善は「3カ月前から」がカギ

卵子は、排卵の約90日前から成長を始めます。つまり、今から3カ月後に排卵される卵子は、今のあなたの体の状態で育つということ。

そのため、「妊娠を目指す3カ月前から身体を整え始める」のがとても重要です。

当院では、週1回のペースで鍼灸と温熱を組み合わせながら、以下のサポートを行っています:

  • 月経周期やホルモン状態の観察
  • 体質に合わせた鍼灸施術
  • 食事や睡眠、ストレスケアのアドバイス
  • 妊活中のパートナーとの過ごし方に関するヒントもご提供

◆ 最後に

妊娠という奇跡は、身体の中で多くのことが整って初めて訪れます。
そのために、卵子を育てる環境=あなたの身体を大切に整えることが何よりの近道です。

「自分にできることを少しずつ取り入れたい」
「身体の声に耳を傾けながら、自然なかたちで妊娠を目指したい」

そんな方にとって、鍼灸や温熱療法は心強い味方になります。
どうぞお気軽にご相談ください。一緒に、未来の可能性を育てていきましょう。

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