徳島 鍼灸・不妊・美容の専門治療院|はり灸・整体・トレーニング Sora

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2022.10.04 逆子(骨盤位)の鍼灸治療について

当院では逆子でお悩みの方も多くお越しいただいております。

逆子には鍼灸治療が有効な場合があり、産婦人科の先生からも依頼があり施術させていただくことも少なくありません。

そこで今回は、当院で行っている逆子治療について少し書かせていただきます。

【逆子について(骨盤位)】
通常、お母さんのお腹の中で赤ちゃんは頭が下方にあるのが通常ですが、逆子になると頭が上方になり下方に赤ちゃんの骨盤がある状態になります。
この骨盤位の状態を「逆子」と呼んでいます。

逆子(骨盤位)の原因については、大部分は原因不明と言われています。
東洋医学的には、主に下半身の冷えなど様々な原因があると考えられています。

【骨盤位(逆子)治療について】
骨盤位(逆子)治療する時期に、最も有効な期間は28週~32週です。赤ん坊は大きくなりはじめると子宮の中でくるくる回っています。28週以下の場合は自然に逆子が治ることも多いので当院では、逆子治療は行わないようにしています。

当院に逆子でご相談を受ける時期は32週を過ぎてからも多く寄せられています。
32週が過ぎてからも施術自体は可能で逆子が改善するケースも多くありますが、確率は低下していまいますので、28週を過ぎて逆子と診断されたらお早めにご相談いただくことをお勧めいたします。

実際の逆子の鍼灸治療どのようなものなのかというと、

主には、足の小指にある「至 陰」と足首にある「三陰交」というツボにお灸を40週までし続けていきます。
また、場合によっては鍼治療も加えながら行っていくことが多いです。
逆子の鍼灸治療は非常に優しい鍼とお灸ですので痛みや不快感を感じることはほとんどなく皆様リラックスして受けていただいております。
冷えが解消され子宮が柔軟になりますので逆子の改善する確率はぐっと高くなります。

逆子治療開始直後より、赤ちゃんの胎動が感じられ、その場で回転することも稀にあります。2〜3回の治療で約60%の逆子が回転しますが、5回治療しても改善が見られない場合は、その後の施術内容を変更して行っていくことも稀にあります。

逆子治療でもっとも大切なのは通院頻度・間隔です。なるべく3日に1回程度で詰めてお越しいただくことをお勧めしています。
また、ご自宅でセルフ灸、逆子体操を行っていただく場合もあります。

逆子鍼灸の最大のメリットは成功すれば、帝王切開を回避できるということです。

当院では、妊活でお越しの方も多くいらっしゃいます。
妊活を卒業した方に、必ずお伝えしているのは下半身の冷えを防ぎ逆子を予防して、安産に導くために月に1回程度の温灸や鍼治療をお勧めしています。

人生でも貴重な思い出となる出産を迎えるにあたって是非マタニティ鍼灸を取り入れて逆子の予防・改善につなげてみるのもよいかと思います。

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