2023.04.21 睡眠トラブルにはり灸が効果的な2つの理由!?
徳島県板野郡北島町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
夜眠れない、眠れても途中で起きてしまうなどの睡眠に関する悩みはありませんか?
今回はそんな睡眠トラブルに対してはり灸治療にできる事は何かを解説してまいります。
目次
【睡眠トラブルの原因とは?】
身体は一日のサイクルをメラトニンというホルモンが自律神経を介してコントロールしており、日中は交感神経が優位となり活動的になり、夜は副交感神経が優位となり眠りにつくようになっています。このバランスが崩れることにより睡眠トラブルが起こるとされています。
原因Ⅰ:PC・スマホの使いすぎ
現代人の多くがPCやスマホを日常的に使うようになり、その結果として夜になっても交感神経の優位状態が続いてしまい眠りに付けないケースがあります。
原因Ⅱ:ストレス
SNSの普及や多様性により自由度が増えた反面、社会が複雑化しストレスで悩む人も増えています。ストレスは交感神経を優位にしてしまい、睡眠障害の大きな原因のひとつとなります。
原因Ⅲ:慢性的な首肩こり
睡眠に大切な自律神経の中枢の視床下部やメラトニンを分泌する松果体は脳内にあり、これらの機能を維持する為にも脳血流が良い状態を保つ必要があります。慢性的に首・肩の筋緊張が強いと、脳への栄養血管である椎骨動脈や内頸動脈への血流状態が悪化し、睡眠に必要な脳機能の低下をきたす恐れがあります。
原因Ⅳ:食生活の乱れ
一日のサイクルをコントロールしているメラトニンは元となるセロトニンから作り出されます。このセロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから合成されるので食事から摂取するしか無く、食生活の偏りで不足すると睡眠障害の原因となります。トリプトファンはバナナや乳製品、大豆製品などに多く含まれるので不足を感じる人は積極的に摂取しましょう。
【自分の睡眠は大丈夫!?】
質の良い睡眠を取れているのかチェックリストで確認してみましょう!!
□布団に入り寝るまでに30分以上かかる
□夜中2回以上起きる
□夜起きた後30分以上眠れない
□睡眠時間が7時間以下
□朝の目覚めが悪い
2つ以上当てはまる人は生活習慣を見直してみましょう!!
【はり灸が効果的な2つの理由!?】
はり灸治療が睡眠トラブルに効果的な理由は大きく2つあり、自律神経を整える事と緊張した筋肉を緩める作用がある事です。
自律神経を整える
はり灸では睡眠時に必要なリラックス状態である副交感神経を優位にする作用があり、PC・スマホをよく見る人やストレス過多な人の交感神経の興奮を抑制し、自律神経を整える事により睡眠トラブルの改善をしてくれます。
筋緊張を緩和する
首肩まわりなどの筋肉の緊張に対してはり通電(パルス)をする事で筋肉の緊張を緩和する事ができ、脳への血流状態を改善し睡眠サイクルを整えてくれます。
さらに筋肉の緊張が強い場合、血流状態の悪化に伴い発痛物質を分泌し痛みを感じやすい状態へと陥ってしまいます。これは交感神経を興奮させる事に繋がるので筋肉の緊張を緩和する事は良い睡眠にとても大切になります。
【セルフケアに温灸器と松康泉】
睡眠トラブルのセルフケア商品として温灸器とサプリメントの松康泉のご紹介をさせていただきます。
温灸器
心と身体を癒す
ご家庭で気軽に出来るお灸
一人ででき、イヤな匂いがなく、熱くなく、跡がつかない。
松桂エキス配合
モグサを炭化させて煙が出ないようにした固体に松節エキスとシナモンエキスを加えた温灸剤です。身体を温める効果が一層期待できます。自然の木を使っているので身体にやさしく、妊婦さんや子供さんにも安心して使っていただけます。
耳元に各15分ずつ当ててご使用下さい。
松康泉
松の自然治癒成分を豊富に含んだ松節。松節とは、通称を松瘤(樹皮が瘤状に増殖したもの)といい、 松の木自身が害虫や外傷による傷を治すために松の成分が集中して出来たものです。松節は松の自己治癒成分を豊富に含んでいてリラックス効果があります。
睡眠トラブルがある人におすすめです。
【まとめ】
現代社会では睡眠トラブルを抱えている人が増えているように思います。それぞれの生活リズムがあるので難しい面もあると思いますが、睡眠トラブルでお悩みの人は生活習慣を見直し、朝に日を浴びる・週に一度は散歩する・夜にコーヒーやスマホ・PCなど交感神経を高めるものは控えるといった簡単な事から始めてみて下さい。
もちろん睡眠トラブルに関して当院でお役に立てる事もありますので、お悩みの方は気軽に相談してみて下さい。
2021.07.08 頭痛は鍼灸で緩和できる!慢性的な頭痛でお悩みの方へ
徳島県徳島市応神町 鍼灸治療院
はり灸|整体・トレーニングSoraの中原です。
仕事が忙しい時、天気が悪い時、慢性的にと、頭痛に悩まれている方は多くいると思います。どんな人が頭痛になりやすいのか、どうすれば頭痛が緩和するのか、鍼灸は頭痛に有効なのかなど解説させて頂きます。
【頭痛の種類】
頭痛といってもその症状に応じていくつかの種類があります。今回は慢性的に頭痛を感じている方の内、多くを占める「片頭痛」と「緊張型頭痛」について取り上げさせて頂きます。
【片頭痛】
片頭痛は片側性の頭痛が長時間継続し、その多くが脈打つようなドクドクした拍動を感じる事が特徴です。痛みは揺れや振動などで悪化し、光や音に過敏に反応するようになり、症状が強い場合は吐く事もあります。
頭の横から後ろにかけてや首、肩、顎周辺の筋肉が硬くなったり、圧痛を感じる事が多く、それが原因で神経の乱れを起こしてしまいます。 この神経の乱れにより、あらゆる刺激に対して脳(神経)が過剰に反応してしまう事で頭痛に繋がると考えられます。
【緊張型頭痛】
緊張型頭痛は両側性の頭痛が30分程度から長時間持続し、締めつけられるような圧迫感を感じるのが特徴です。筋緊張が強く、慢性的な肩こり、首こりを感じている人が多いです。
この頭痛では 頭や首肩の筋緊張が強く血流が悪い状態になっています。この様な状態になると、いつも痛みを抑制する脳の働きが低下し、発痛物質である「プロスタグランジン」などが分泌され頭痛の原因になります。
【頭痛になりやすい人】

・片頭痛-20代から40代の女性で生理前から生理中にかけて痛みが発症するケースが多く、女性ホルモンの変動により影響を受けると考えられます。男性でもストレスなどが引き金で発症する事があります。さらにタバコやアルコールの習慣、ポリフェノールを多く含む食事などは血管の収縮・拡張を起こすので、頭痛を促す可能性があります。
・緊張型頭痛-デスクワークなど長時間同一姿勢が続く仕事や、精神的に緊張感の続く仕事により、筋緊張が強くなる事で発症します。集中力が高く、息抜きが苦手な人は注意しましょう。
【頭痛を緩和するには】
・鍼灸-頭部、首肩に鍼灸治療を行い筋緊張を緩和し発痛物質の分泌を抑制します。さらに高まった交感神経を抑制する作用があり、少しの刺激で過剰に反応している神経を正常な反応へ戻す事を目的としています。
鍼灸治療の良い点は身体の自己治癒を促す事で、脳の働きを正常に戻したり、筋緊張を緩和するので、副作用なく頭痛発作の頻度を低下させてくれます。
・生活習慣-慢性的に頭痛がある人は、日常生活で頭痛を発症させる出来事をできるだけ避けるようにしましょう。食事面ではポリフェノールを含んだ物やチョコ、柑橘類は頭痛のきっかけとなるので取りすぎには注意しましょう。
神経が高ぶっている時は刺激となる事を避けたいので、カラオケなどの大きな音のする環境や、喫煙スペースなどの臭い刺激の強い環境、さらにエレベーターなどの気圧の変化が生じる環境も控えましょう。
普段の生活でストレスを溜め込みやすい人は適度な運動や、自然に触れストレスを溜め込まない事も頭痛改善のコツですので、出来る事からやってみましょう!!
【気軽にご相談を】
鍼灸には未病治療という考えがあります。これは症状が発症する前段階で予防するという考えで、なんとなくいつもと違う感じがする程度でも治療は可能ですし、この段階で治療した方が治療頻度も少なくなるので、症状の有無に関わらず気軽にご相談下さい。
2021.02.17 CRPS(複合性局所疼痛症候群)でお悩みの方!遠絡療法とYNSAを一度お試しください!
難治性症状にも積極的な施術を行っております。
西洋医学的に診断された症状を東洋医学的に治療する遠絡統合医学・遠絡療法やYNSA(山元式新頭鍼療法)など他では受けられない治療法を駆使して難治性疼痛の治療に取り組んでおります。
今日は、CRPS(複合性局所疼痛症候群)という難治性疼痛の治療についてご紹介したいと思います。
すでに、CRPSと診断された方はご存じと思われますが、
以下のような症状でお悩みの方はもしかするとCRPSかもしれません。
✅怪我、骨折などをきっかけに傷は治癒したのに痛みが治まらない。
✅痛む場所が移動したり、時間によって痛みが出たり出なかったりする。
✅長い間、痛みやむくみが続いたり、関節の動きが悪くなったりする。
✅ビリッと電気が走るような痛み、火傷をしているような熱い痛みを感じる。
✅レントゲンやMRI検査などでは異常がみつからず原因不明といわれた。
なんらかの原因で末梢神経や中枢神経が損傷や障害をされたことによって生じる痛みを神経障害性疼痛といいますが、軽く触れただけで激しい痛みを感じたり、何もしていなくても強い痛みが出たり、焼けるような痛みがあります。
CRPSは、重度の神経障害性疼痛のひとつです。
多くは、怪我や手術、あるいはギプスなどによる関節の長期固定などをきっかけとして起こり、激しい痛みや触ると悪化する痛みが続きます。これといったきっかけなく発症することもあり、しばしば原因不明といわれてしまい、精神的なものとして心療内科を紹介されたりするケースも少なくありません。
痛みの感じ方としては、電気が走るような激痛(電撃痛)や火で焼かれているような激痛(灼熱痛)が発生したり、浮腫や皮膚血流の変化を伴う場合も多々あり、交感神経の関与が疼痛を引き起こす一因と考えられています。
一般的な治療法としては、薬物療法(非ステロイド系抗炎症薬など)、交感神経ブロック・交感神経切除術、リハビリテーション・理学療法などが行われます。
当院では、上記のような一般治療で改善されない症状に対して、遠絡療法という東洋医学的なツボを使用した治療やYNSA(山元式新頭鍼療法)という鍼による治療を行っています。
痛みのある部位を触ることなくり治療ができるので安心して受けて頂いている方が多いです。
【遠絡療法による治療の実際】
遠絡療法は、注射や薬、手術などを必要としません。体の表面にあるツボのようなポイントを、ソフトレーザーや押し棒で刺激します。しかも、症状が出ている部位は刺激しないため安全です。
刺激に使うポイントは、鼻の下、口元、のど、腹部、手、足、指、などにあります。
【YNSAによる治療の実際】
YNSAは、鍼を使用しますが実際に痛みのでている箇所には施術しません。
頭にある反応点に鍼で1~2mm 程度刺激するだけです。
それにより、交感神経の緊張を和らげ痛みの緩和につながります。
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